レビューメディア「ジグソー」

2つの顔を持つOS

この度は、ZIGSOWプレミアムレビューのレビュアーに採用頂き、ありがとうございました。

現状、メインPCではWindows 7を使用しており、今回、送付頂いたWindows 8.1は、使用頻度の低い古いノートPC(2006年頃のWindows XPプリインストールPC)に導入させて頂きました。

まず、全体的な印象ですが、「従来のデスクトップと、タブレット向けのModern UIを"無理矢理"同居させている」というのが、正直な感想です。
(好意的に表現すると、2つの顔を持つOS、と言ったところでしょうか。)
恐らく、Windows 7までのスタートメニューをスタート画面に置き換えたのだと思いますが、それによって、異なる2つのメイン画面ができてしまい、それらを行き来しなければならない、という不自然なUIになってしまったように感じます。

従来型のPC(キーボードとマススでの操作を基本とするPC)では、やはり、「デスクトップ画面にスタートメニューがあって、そこからアプリケーションを選択すると、デスクトップに該当アプリケーションのウィンドウが現れる」というインタフェースが自然だと思います。

ただ、タブレットで使うのであれば、Modern UIは使い勝手が良さそうに思います。
(逆に、タブレットでは、デスクトップ画面は不要。)

Appleのように、PC(Mac)とスマートデバイス(iPhone、iPad)でOSが分かれていた方が、使い勝手は良いと思います。
更新: 2014/01/26
Windows 8.1 の過去に使っていたOSとの比較 PREMIUM REVIEW

もしかしたら、PC黎明期の日本のPCに通じるものがあるかも

前段で、かなり厳しい内容を書いてしまいましたが、デスクトップとスタート画面の行き来が不自然なこと以外は、Windows 95から続くWindowsクライアントOSの正当な進化系だと思います。

仕事柄、WindowsはWindows 3.1の頃から使用していますが、スタートメニューやタスクバーはWindows 95で初めて実装されたものであり、Windows 8.1のデスクトップでも、スタートメニューは展開されませんが、スタートボタンもあり、タスクバーもあります。
デスクトップという観点では、右クリックでメニューも出てきますし、ショートカットも配置可能です。
なので、スタートボタンの挙動以外は、Windows 7までと大きな変わりはないと感じています。

ところで、今回、色々とModern UIを触っていて思ったのですが、Windows 95の頃、恐らく、日本だけだと思いますが、PCを家庭に導入してもらうために、PCベンダーが、こぞって「簡単メニュー」的なものをプリインストールして出荷していたことを思い出しました。
当時は、余計なものだと思っていましたが、今思えば、「起動したいものをワンタッチで起動できる」という意味で、これはこれで"有り"なのかもしれない、と感じています。

一家に一台から、一人に一台に向けてのマイクロソフトさんの布石なのかもしれませんね。

あと、体感的な軽さ、早さ、という点については、Windows 7から更に進化していると感じました。
今回使用したPCは、古いですが、起動デバイスはSSDに換装しており、Windows 7が、そこそこ快適に動作していました。
そこにWindows 8.1を導入したわけですが、起動、終了に関しては、Windows 7以上に早くなっていることが体感できました。
アプリケーション動作に関しても、デスクトップアプリはWindows 7と同等レベルの軽快さで動作しましたし、ストアアプリについても(ニュース等、標準のアプリしか試していませんが)、ストレスなく使用できました。
更新: 2014/01/26
Windows 8.1 の良かった、気に入った、オススメしたい機能や特長などを動画で紹介 PREMIUM REVIEW

強いてあげれば...

正直、従来型のPCで使用する上で、特筆するようなオススメポイントはありません。

(タブレットだと、そういったポイントもあると思いますが。)

 

強いてあげれば、Windows 8から地味に変更された、スタート画面から全てのアプリがワンタッチ(1クリック)で出せるようになったのは、私的には嬉しいポイントだと思います。

(ちょっと、Androidのドロワーに似てますね。)

あとは、タブレットだと、より便利な機能だと思いますが、チャームバーから設定や検索を呼び出せるのは、歴代のWindows OSにはない特長ですね。

 

 

チャームバーは、スタート画面からもデスクトップ画面からも呼び出せて、それぞれの画面に合った機能の呼び出しができるように考えられているようです。

 

 

更新: 2014/01/26
サードパーティ製アプリケーション、アクセサリー、周辺機器などとの互換性 PREMIUM REVIEW

従来型PCではスタートメニューが必需品

今回、レビューで使用したPCは、ベンダーでWindows 8.1が正式サポートされていないため、インストール直後、いくつかのデバイスでドライバーが見付かりませんでした。
それらの中で、グラフィックカードだけは、何としてもデバイスドライバーを導入したかったため、ダメ元でWindows Vista用を適用してみたところ、うまく導入することができました。

Windows XPからのアップグレードで同様の事象に見舞われた方は、Windows Vista用、Windows 7用のデバイスドライバーを試されてみる価値はあると思います。

あと、Modern UIを真っ向から否定するつもりはありませんが、デスクトップアプリを中心に使用する際には、スタートメニューがないと、使い勝手が悪いと思います。
なので、スタートメニューを復活(?)させることのできるソフトウェアがオススメです。

ちなみに、私はClassic Shellというフリーソフトウェアを導入しました。

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