ちょうどCPUクーラーがほしい時にサイズのアニバーサリーモデルがでたら・・・買うでしょう！初、LGA2011ソケットのCPU使用記念でもあったので、これは記念にちょうどいい！という理由だけで買いました。性能は特に見ていなかったですが悪いわけがない。

１つ残念に思えるのは、記念品といっても同型のCPUクーラーがありまして、それを黒く塗っただけに思える点。塗った事によって冷え方が変わる・・・かどうかは書いてないので謎です。検証もできないので考えないようにする。

【使用PCパーツ】

CPU　：　Intel Core i7 4960X

M/B　：　ASUS X79 DELUXE

ケース：　Corsair Carbide 300R

タスクマネージャー上でCPU使用率１００％の状態を維持して24時間＊数日間使用する予定でした。その為、PCケースも冷却性能を重視したケースにして、そんなに熱が籠もる事は無いだろうという想定です。

【測定】

室温　：　約20度

CPUコア温度　：　約50度～約59度

実際に使用中の温度を「HWMonitor」を使って監視していると60度には届かない程度の温度で推移していました。CPUも発熱が少なくて優秀だったかもしれませんが、このCPUクーラーもなかなかの性能のような気がします。個人的に他のサイトで「Core i7 4960X」の温度が載ってる情報を見ても、この値は低い値になっています。計測した時期がちょっと寒いぐらいの季節にはなってきましたけどね。

温度が低いと気になるファンの音ですが、たぶん聞こえないです。音は色々混ざってしまってハッキリとはいえないですが、CPU使用率が１００％の状態でもファンの回転数は1000回転以下になっています。これなら静かだし優秀なCPUクーラーと言えるんじゃないでしょうか？

冷却性能は◎。

でわ、その他の点ではどうだろうか？

CPUクーラーの問題として他のパーツと干渉してしまう点がある。この阿修羅は干渉排除型デザインを採用しており、背の高いメモリを使用しても干渉しにくい作りになっている。今回使用した「ASUS X79 DELUXE」にはCPUの左右にメモリスロットがあるタイプだが、それでも干渉する様子は無かった。しかしその為に高さが161cmあり、一般的なPCケースではギリギリの高さになる。実際に、今回使用した「Corsair Carbide 300R」でもギリギリだった。小型のPCケースや特殊なギミックのあるPCケースを使う際には注意が必要だ。

取り付けはどうだろうか？最近、CPUクーラーの取り付けに苦労する事は多い。特に簡易水冷型にもなると1人で取り付けできる仕様なのか？と疑問にさえ思う程に苦労する。しかしこの阿修羅は比較的楽に取り付けができたように感じた。CPUとクーラーをガッチリ固定する時に長方形の物体を最後に取り付けるのだが、そのギミックが取り付けやすさに繋がっているように感じた。

最後に見た目だ。PC自作する人は見た目も気にする。そして残念ながら光り輝く事はない。しかしファンは交換できるし、さらに追加でファンを搭載する事もできる為、自分でアレンジを加えればどうとでもできるので問題はないようにも思える。それよりも「阿修羅 SHADOW EDITION」と銘打ってるように影・・・すなわち「黒」が特徴的なCPUクーラーなのだ。なんでもかんでも光らせればいいというものではない！しかし残念な事に・・・これは主観が物凄く入った言い方になるが、普通に見える。漆黒の～などのようなタイトルにしたかったが、漆黒・・・？と疑問に思える色合いだった。ヒートシンクが細いのでそう見えてしまうのかもしれないが、せっかくの10周年アニバーサリー商品なのだから何かもっとこう・・・何かなかったのか！？という残念な感じにはなってしまった。

見た目でも多少期待していた分、残念な感じになってしまったが、CPUクーラーの基本性能は大満足。これだけ冷えればわざわざこれ以上の製品と交換する事は無いだろう。それと作業をしていて実感した事だが、ヒートシンク部分は手袋しないと手が切れちゃうような製品もあるが、これは横に擦った場合でも手が切れる事はなかった。自分はPC自作する時に手袋などしない人なのでこういった安全設計は有り難い。

最後になりましたが、サイズ10周年おめでとうございます！思えば、最初に買ったCPUクーラーもサイズでした。しかし日本企業と知ったのは10周年になってからでした。(汗) これからも良質なCPUクーラーを作り続けてくれる事に期待したいです。