レビューメディア「ジグソー」

ついに登場!LGA1150の可能性を広げるHaswell世代のPentiumGプロセッサ(;=゚ω゚)=333 ※詳細なベンチマーク追記!

■更新履歴

2015.11.5 Skylake世代のPentiumG4400と比較しました。ページ下のリンクからどうぞ。

2014.7.8 Pentium20周年記念モデルG3258のレビューを行いました。
     このページの下のリンクから飛んでください。
2014.1.14 KaveriことA10-7850Kのレビューを行いました。
2013.12.30 Haswell初のCeleronG1820へのリンクを追記しました。
2013.12.21 消費電力、CPU温度追記
2013.10.26 AMDのA4-5300と勝負させてみました(`・ω・´) !
2013.9.8 CPU-Z、GPU-Zのスクショ、Corei3-4130のレビューへのリンク追記
2013.9.5 使用感を追記、ベンチの結果に対する考察を追記
     CPU関係のベンチにグラフのベンチと内容が入れ替わっていたのを修正orz
2013.9.3 GPU(ゲーム)関係のベンチにグラフを追記
2013.9.2 CPU関係のベンチにグラフを追記


IntelのLGA1150向けCPU「Pentium G3220」です。
性能が気になり、発売日の2013年9月1日にIYH!しました(;=゚ω゚)=333

【モデルナンバー(実クロック)】G3220 / 3.0GHz
【コードネーム】Haswell
【製造プロセス】22nm
【L1/L2キャッシュ】(32KB+32KB+256KB)×2、L3 3MB
【コア電圧/TDP】不明/54W
【主な拡張命令】SSE4/SSE4.1/SSSE4.2/intel64/Xdbit/VT-x
【内蔵GPU】intel HD Graphics(MAX 1100MHz)
【Socket/Slot】LGA1150
【sSPEC】SR1CG
【リリース時期】2013年9月1日
【発売時の記事】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/201309...

ついに登場した、LGA1150のHaswellベースのPentiumGです(;=゚ω゚)=333

今まで1150はCorei5以上のCPUしか発売されておらず、比較的ハイエンドなプラットフォームとなっていました。この廉価なPentiumGが登場することにより、徐々にプラットフォームの移行が進んでいくと思われます。

チップセットも廉価なH81が登場しました。先代のH61と比較すると、S-ATA6G×2系統やUSB3.0×2ポートがサポートされる分、機能が底上げされています。ただ、本格的に普及していくのは、LGA1150のCeleronGが登場すると言われている2014年Q1になると思われます。

今回はLGA1150で最も安いPentiumG3220を試したいと思います。
果たして、どのように進化しているのでしょうか?


■外観&付属品
それでは、毎度の如く外観レビューから(`・ω・´) !

多くの人が首を傾げるGoodなデザイン(^^;

俺には芸術が理解できないようだw
俺には芸術が理解できないようだw



マレーシア製ですね。

TDPが書いてないですね
TDPが書いてないですね



開梱してみる(゚ω゚)
まずは付属品です。
・CPUクーラー
・インストールマニュアル
・CPU本体

中身はいつも通り
中身はいつも通り



CPUクーラーはFoxconn製でした。
12V 0.17A基本的に、SandyBridgeやIvyBridge世代に付属していたクーラーと同じものでしょうね。

これで必要十分でしょう
これで必要十分でしょう

 

銅は入っていません
銅は入っていません



マニュアルの裏にはエムブレムシールが。
Haswell世代では縦長になっていますね。

新しいデザインのエムブレムシール
新しいデザインのエムブレムシール



いよいよCPU本体です。
これがHaswellベースのPentiumタンです(*´д`*)ハァハァ
最下位モデルでも3.00GHzとキリが良いのが嬉しいですね。

PentiumGキタ――(゚∀゚)――ッ!
PentiumGキタ――(゚∀゚)――ッ!



CPUの裏側です。
まあ、見ても面白くないので・・・
いつの間にかセラミックコンデンサが普通の形状になっていますね。
CPUに使われるセラコンは幅が長い方の面にリードがある特殊な大電流タイプのものを使っていることが多かったのですが・・・

CPUの裏側
CPUの裏側




■マシンの構成

【CPU】Intel Pentium G3220 (3.0GHz)
【CPUクーラー】Corei7-2600付属のリテールクーラー
【メモリ】Team PC12800 DDR3 4GB×2
【HDD】Maxtorの320GB S-ATA1.5G世代の物
【マザーボード】MSI H81M-P33
【グラフィック】Pentium G3220内蔵のIntel HD Graphics
【サウンド】ALC887(On Boaed)
【ケース】Maxpoint CS-1116
【電源】POWER MAN IP-S450CQ2-0
【OS】Windows7 HomePremium 64bit

・・・古い使いまわしの構成だが、これで必要十分!
電源は250円で買ったものですw
OSはUSB接続のポータブルDVDマルチドライブからインストールします。


とりあえず、CPU装着(`・ω・´)!

PentiumG様が鎮座!
PentiumG様が鎮座!


マザーが小さいのでM-ATXケースでスカスカだぜ!

如何にも安そうな構成ですw
如何にも安そうな構成ですw


この組み合わせでBIOSキタ――(゚∀゚)――ッ!

MSIよ・・・いつの間にこんな派手に・・・
MSIよ・・・いつの間にこんな派手に・・・




■使用感
Windows7をインストールしてみましたが、新しいプラットフォームや安物電源を使用しているにも関わらず、十分に安定していました。

9/3時点ではマザー付属のドライバをインストールし、Intelのダウンロードセンターからドライバの更新スキャンを行いましたが特に更新されませんでした。まだ、マザー付属のものより新しいドライバは出ていないようです。

使用感としては・・・Win7でネットをするくらいならヌルヌル動く為、全く不満はありません。少なくともネットサーフィンやFullHD解像度の動画再生程度では余裕があり過ぎて、SandyBridge世代やIvyBridge世代のCPUと比較してもほとんど差を感じることはありません(^^;

ただ、夏場にベンチを回すとケースの天面や側面が熱くなるのですが、このG3220の場合はほとんど熱くなりませんでした。後日CPU温度や消費電力も測定する予定ですが、全体の発熱や消費電力に関しては優秀だと思われます。



■ベンチマーク
新しいCPUで最も気になるのは性能でしょう。
先代のIvyBridge、2世代前のSandyBridgeのCPUを交えて比較してみましょう(;=゚ω゚)=333

比較対象として以下のCPUを用意しました。(データは過去の使いまわしです)
・PentiumG3220 3.0GHz(Haswell)
・PentiumG2020 2.9GHz (IvyBridge)
・CeleronG1610 2.6GHz (IvyBridge)
・PentiumG2120 3.1GHz (IvyBridge)
・CeleronG555 2.7GHz (SandyBridge)
・CeleronG530 2.4GHz (SandyBridge)

Pentium G3220以外のデータはG2020のレビューから使いまわししています。



1.エクスペリエンス・インデックス(Win7)

エクスペリエンス・インデックス結果
エクスペリエンス・インデックス結果


ついにプロセッサが7.0になりました(;=゚ω゚)=333
注目すべきところは、動作クロックでは上回っているPentiumG2120のスコアを超えていることでしょう。Haswellの効率の良さが出ていると思います。
また、グラフィックスのパフォーマンスもほぼ1程度上がっています。Aeroパフォーマンスが大きく上がっているようですが体感はできません(^^; Win7のデスクトップは既にヌルヌル動いてますし・・・


2.CrystalMark2004R3

CrystalMark2004R3結果
CrystalMark2004R3結果


こちらでもPentiumG3220がトップです。
WEIと同じく、より高クロックなG2120をも上回っています。
グラフィック関係のスコアの向上は特筆すべきでしょう(;゚∀゚)=3
D2DやOpenGLはIvyBridge世代のダブルスコア以上の性能を発揮しています。


3.CPU関係のベンチマーク
お次はCPU重視のベンチマークで比較してみましょう(;゚∀゚)=3

各グラフはPentiumG3220を100%としたときの相対性能です。

CrystalMark2004(ALU)の相対性能
CrystalMark2004(ALU)の相対性能

 

CrystalMark2004(FPU)の相対性能
CrystalMark2004(FPU)の相対性能

 

午後のこーだ(マルチ)の相対性能
午後のこーだ(マルチ)の相対性能

 

午後のこーだ(シングル)の相対性能
午後のこーだ(シングル)の相対性能

 

3DMark06(CPU)の相対性能
3DMark06(CPU)の相対性能

 

3DMarkVantage(CPU)の相対性能
3DMarkVantage(CPU)の相対性能

 

CINEBENCH(CPU)の相対性能
CINEBENCH(CPU)の相対性能




上記のベンチマークのスコアです。

CPU関係のベンチ結果
CPU関係のベンチ結果


【考察】
CPU関係のベンチマークでも、上記のWEIやCrystalMarkと同じ傾向を示しています。
G3220(3GHz) > G2120(3.1GHz) > G2020(2.9GHz) > G1610(2.6GHz) > G555(2.7GHz) > G530(2.4GHz)

このような順位になります。
G3220 vs G2120とG1610 vs G555の結果を見ると、新しいコアの方がクロックが低くてもベンチスコアが良いことから、クロックあたりの処理性能が向上していることが判ります(;=゚ω゚)=333



4.GPU(ゲーム)関係のベンチマーク
主にゲーム関係のベンチです。Haswell世代ではグラフィック性能が大幅に向上していることを売りにしており、ゲームのベンチ結果が非常に興味深いと思います。

※比較対象は新しいベンチ(PSO2 V2.00、FF14新生エオルゼア、ドラクエ10)を行っていない為、その部分はPentiumG3220のスコアしかありません。

3DMark06(総合)

 

3DMark06_総合(Ver1.2.0)の相対性能
3DMark06_総合(Ver1.2.0)の相対性能



3DMarkVantage(総合)

 

3DMarkVantage_総合(Ver1.1.0)の相対性能
3DMarkVantage_総合(Ver1.1.0)の相対性能


FF11Bench3(HIGH)の相対性能
FF11Bench3(HIGH)の相対性能

 

FF14旧Bench(LOW)の相対性能
FF14旧Bench(LOW)の相対性能

 

MHF3(大討伐)の相対性能
MHF3(大討伐)の相対性能

 

PSO2(V1.00)の相対性能
PSO2(V1.00)の相対性能

 

ITちゃんダンシングの相対性能
ITちゃんダンシングの相対性能

 

CINEBENCH R11.5(OpenGL)の相対性能
CINEBENCH R11.5(OpenGL)の相対性能



上記のベンチマークのスコアです。

GPU関係のベンチ結果
GPU関係のベンチ結果


【考察】
Haswellのゲーム関係のベンチのスコアは大きく性能向上しています(;゚∀゚)=3
少なくとも内蔵GPUとしては圧倒的に速いと言ってよいでしょう!

ベンチの種類にもよりますが、PentiumG3220のGPU性能は、IvyBridge世代のおよそ2倍、SandyBridge世代のおよそ3倍の性能を持っているようです(;=゚ω゚)=333

以前、行ったPentiumG2020の評価では、スタンドアローンのRADEON HD6450とほぼ同じ性能を持っていました。その約2倍の性能となると、3Dを駆使するようなゲームでも1280×720ならヌルヌルとは言わないまでもそれなりにプレイできるようになると考えられます。



5.比較的新しいGPU(ゲーム)関係のベンチマーク
以下のベンチは比較対象のデータを取っていない為、G3220の結果のみ掲載します。

ドラクエ10:4186



PSO2 V2.00:1383



FF14新生エオルゼア(Low):3127



【考察】
解像度が1280×720なら、「普通」と評価されドラクエ10がそのまま動くようですね。
FF14の新生エオルゼアでも、「やや快適レベル」にまで到達しています。

これまで内蔵グラフィックではm新し目のゲームのベンチは「動作困難」が多かったことを考えると大きく進化しています(;=゚ω゚)=333


■消費電力
マザーボードなど計測時の構成が異なるので参考程度にしてください。
・アイドル:デスクトップ画面で5分放置
・Prime95:Prime95でCPU負荷を100%にして5分放置
・Prime95+FF14:Perime95に加えFF14ベンチを起動して5分放置

消費電力比較
消費電力比較


アイドル時の消費電力が下がっていますね。これがHaswellの長所だと思われます。


■CPU温度
各測定条件は消費電力の項と同じです。
・アイドル:37℃
・Prime95:54℃
・Prime95+FF14:57℃
高負荷時で57℃とファンが低回転のリテールクーラーを使っている割には良好な結果だと思います。TDP35Wの3220Tだとさらに低いのでしょうね(;=゚ω゚)=333


■CPU-Z、GPU-Zのスクリーンショット

CPU-Z
CPU-Z

 

GPU-Z1
GPU-Z1

 

GPU-Z2
GPU-Z2




■その他のリンク

Skylake世代のPentiumG4400との比較レビューを行いました。←NEW


Pentium20周年記念モデルことPentiumG3258のレビューを行いました。


Haswellの最上級モデルのCorei7-4770Kの発売日自腹レビューです(;=゚ω゚)=333


Corei7-4770K vs インテルの歴代CPU(クラシックPentiumもあるw)を比較した、ちょっとおバカなレビューです(^^;


Haswell初のCorei3である、Corei3-4130のレビューです(;゚∀゚)=3


先代のIvyBridgeのPentiumG2120の発売日自腹レビュー(2012/9)


同じくG2020の発売日速攻レビュー(2013/1)


AMDのTrinityことA4-5300と比較してみました。
ゲーム関係のベンチがなかなか興味深いのです(;=゚ω゚)=333


Celeronで初めてのHaswellコアを採用したCeleron G1820の速攻レビューです。


AMDファン待望のKaveriコアのA10-7850Kのレビューです。

  • 購入金額

    6,680円

  • 購入日

    2013年09月01日

  • 購入場所

    近所のパソコン工房

コメント (8)

  • takashiさん

    2013/09/01

    Pentiumを何故全部大文字にしたし!?
  • カーリーさん

    2013/09/01

    GPUが予想外にいいですね
    3220T辺り入荷したら特攻したい
  • ふっけんさん

    2013/09/01

    takashiさん

    Σ(゚д゚lll)エンブレムシールに違和感が感じたのは、そのせいか!
    微妙に格好悪くなったなぁ・・・
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