WindowsStoreから無料でダウンロードできるRSSリーダーアプリ。

コミックマーケット83のマイクロソフトブースで行われていた「Live2D」を使用したクラウディア窓辺のデモンストレーション。それがついにご家庭のWindows8に！

コミケで配布されたチラシ。

 画面左側に登録したRSSの新着3件が表示される。ちなみに今回はZigsowの新着登録RSSを読み込ませている。複数のフィードを登録した場合、1フィード辺り3記事づつ、横に並んでいく。その左上には現在時刻表示も。

 またフィードをクリックすれば表示領域内にブラウザで表示したようにそれ自体を見ることも可能。ただし直接IE等のブラウザにURLを飛ばすことはできない。
 
 …とはいえこれをインストールする人はRSSリーダーというよりLive2Dのデモンストレーションといった意味合いでインストールする人が多いだろう。コミケでスタッフの方から聞いた説明の受け売りだが、Live2Dはイラストを元にアニメーションをさせることができる技術。

 今までアドベンチャーゲームで立ち絵を動かしたかったらその枚数の絵を用意する必要があったし、3Dだったらモデルさえ作ればアニメーションはしやすいが、どうしても2Dのイラストとは雰囲気に差が出てしまう。これは2Dのイラストをベースに動かすので雰囲気を損ねずに、キャラクターを動かせるというわけ。
ハード側の要求スペックも低く、既にPSPやスマートフォン向けのゲーム等で採用されている。このクラウディアは基本的な動きだが、より細かい設定を行えばもっと多彩な動きもできるという。

基本的といいつつ、カーソル位置に目線と顔を向ける、髪がなびく、腰に当てた手をまっすぐ下ろす、もちろん口パクに瞬きに表情変化と十分多彩。

 クリック（タッチ）をするといくつかのセリフや動作が見れる。あと変な場所を触ると怒られたり赤面したりするので是非タッチ端末にインストールして触ってみよう！！！（マテ
 ちなみにボイス入りなので音量に注意しよう！

 表示モードの切り替えで通常のRSSリーダー＆全身の他に、バストアップや顔のみドアップ表示もできる。またWindows8アプリらしくスナップすればガジェットのごとくクラウディアさんを常駐させられる。

（↑IEとスナップ表示中）

 ちなみにこれらのモードではRSSリーダーとしての機能は一切無くなる男らしい仕様だ。

もちろん常時クラウディアさんが動くので、アニメーションソフトとしてみれば軽いが、RSSリーダーとしてみると破格のCPU負荷（デュアルコアi5で20～40％のCPU消費）がある点に注意。新着がサムネイル表示されるのでリーダーとしても見やすくていいのだけど。

また、私の環境ではあるRSSを読み込むとクラッシュした（通販サイトの自動生成RSSだったので件数多すぎた？）のと、再現条件は不明だがスナップを繰り返すと背景がまっ黒になったりアスペクト比がおかしくなったりする事がある。

 ちなみにPCの電源プロファイルを変更して、CPUのパワーを下げるとあわせてフレームレートが下がるのがわかるので、いっその事これをベースにFPS表示と自動アニメーションを加えたベンチマークソフトとか出してくれると面白いんじゃないかなと思ったり。

とにかくイラストの雰囲気そのままで動く技術って、サブカル好きにはたまりませぬ。