先日登録したSpectre 12cmと同じく、Lian-Li PC-P50Rのケースファン用として購入したファン。

異音を出していたのは背面の12cmだけだったが、天板の14cm*2も同じ期間使われていた可能性が高いので、メーカーをあわせて一気に買ってみた。本当は12cmと同じくSpectreでそろえたかったのだが、Spectre 14cmのREDは在庫が無く、Spectre Proをチョイス。

 PC-P50Rの14cmファンは2個あるので一気買いだ。
 

 Proという事で後継的な製品かと思われるのだが、同じ14cmモデルでもSpectreが800～1000rpmなのに対してProは1200rpmと回転数が上昇しているのがスペック上の大きな相違点。

付属品はSpectre 12cmより増えて、ネジ・インシュレーター・ペリフェラル4pin変換ケーブル・LEDコントローラ用ケーブルとなる。

またネジ穴はリブ有り。比較的シンプルなデザインだったSpectreに対して、フレームデザインが特徴的になっているのがProシリーズの特徴。

 
 ブレードも凹凸を持ったタイプに変更され、2色のクリアパーツで作られたフレームは他にはない独特のデザイン。
 

 
LEDは4灯で、Spectore 12cmと大差ないのだが、フレーム自体が派手になっている分目立つ。フレーム自体のカラーは見本写真だと濃い赤だが、実物はむしろオレンジに近い。
 とにかくフレームとブレードの存在感は抜群だ。

付属のペリフェラル4pinケーブルは一般的なものと結線が異なる点に注意。LEDのオンオフはSpectre12cmと同じピン接続タイプで、別売りコントローラでの制御も可能。

 PC-P50R付属のLian-Li製ファンと同時点灯。こうしてみるとこの4点の中では一番明るく見えるのだが、フレームのハデさによる視覚効果が大きく、純粋な明るさでいうとLian-Liと大差ない。

 PC-P50Rの天板に装着した状態。この上にパンチングメッシュのカバーが装着される形になるが、このj派手な色のフレームはメッシュ越しでも判る位だ。

派手な半透明フレームがPC内部の別の光物によって照らされることによって余計存在感を増しているようだ。

 しかし問題はその回転数の速さ。元々このケースの天板ファンは構造上風切り音が出やすくなっており、Lian-Li標準ファンはかなり回転数を絞っているし、2連装というのもありそれで十分な排熱能力だ。

ところが今回のSpectre Proは標準ファンより回転数がアップするのでそのままでは風切音がかなり大きくなってしまい、正直うるさい。そしてファンコンで回転数を絞るとせっかくの赤色LEDまで絞る事になり、更に暗くなってしまう。

 せっかっく買ったのと後述のLEDコントローラの為に使っているが、これだったら天板14cmファンはLian-Li標準のままでもよかったかなあ…異音出てなかったし。しかも他に14cmファン使うケースねえよ！

 光物としては程ほどで、回転数が大きく用途によっては回転数＝輝度を絞る事になってしまうので、今回のようなゆるゆる排気＆デコレーションには向かない。

どちらかといえばそれなりの風量を必要とする用途、もしくはフレームデザインに魅力を感じた人にオススメしたいファンだ。明るさ重視なら別メーカーのものがいいだろう。…まあ14cmのレッドLEDモデルが存在するというだけでもありがたいのだが。

 ちなみに12cm版でもおきたコントローラの問題はこちらでも起こる。

それはコントローラの登録で…って予定よりめっちゃ遅れてますスミマセン。