レビューメディア「ジグソー」

改造を繰り返されたVAIO

ATX電源化改造や現在のスペックはこちらで。




以下ATX電源化前の古い内容です。


~~

我が家2台目のPC。1台目がノートだったのでデスクトップとしては記念すべき最初のPC。
モニタのみ欠品(リカバリソフトや解説書は一通りそろっている)の中古品を母が購入した。モニタが欠品なのでJ15V7なのかJ15V5は判らない。

VAIO J公式ページ
CPU AMD Duon800Mhz(Spitfire?)
MEM SDRAM 384MB(買った当時から増設済み)
HDD ATA100 40GB Maxtor
OS WindowsMe

典型的なMe時代のPCといったスペック。母の使い方がいいのか、メモリ増設の恩恵か、何故かMeにあるまじき安定性を誇っていた。

元々中古な上にPC性能の向上スピードが速い時期だったのであっという間に旧式化してしまったが、簡単なオフィスやWEB閲覧には十分で、薄紫の可愛らしいデザインとそれにあわせたスピーカー&キーボード&マウス(ボール式なのが時代を感じる)。そして時間によって変化するアクティブな壁紙はいかにも「VAIO」です。

その後HDDの増設とUSB2.0カード追加程度で使用していたのだが、06年5月にBIOS画面さえ出なくなってしまう。おそらくマザーの故障だろう。1台目に買ったノートより早く、その役目を終えてしまった。

と、正式なVAIO J15に関しての内容はここまで。
母はこのVAIOが気に入っており、どうにかこの見た目のまま使えないかと言われ、マザー変更という暴挙に出ることに。
(そのくせキーボードは勝手にブラックのパンタグラフ式に交換しており、マウスも純正から小型のサンワ製に交換してた。既にデザインの統一感なんて無い)

純正マザー一式
純正マザー一式

幸いこのPCV-J15はMicroATX規格のマザーを搭載しており、純正マザーはASUS製にCoolerMasterのクーラーと基盤だけ見たら自作PCに見える(某Vさんが言うにはPC自体ASUSのOEMだとか)。

しかしケース自体はかなりコンパクト化されていて内部の余裕は少ない。無論電源がDuron800MHz向けの150W電源でここも交換必須だった。
電源は小型(たぶんSFX-D)で売ってはいるものの割高な上に販売店も限られる。急な故障だったので予算の余裕も無く、余っていた400W ATX電源を後部外側に固定して、元の電源があった部分には排気ファンのみを設置するという暴挙。

いくら電源を外置きしたところで小型のケースに排気ファン1個のみ&内部スペースに余裕が少ない。当時はPentium4末期~PentiumD発売頃。Intelプラットフォームはどう考えても不向きだったので、今まで働いたDuronにあわせる意味もありAMDに決定。


という訳で廉価で手に入ったBIOSTAR GeForce 6100 AM2に、Athlon64の3000+ Orleansを組み合わせた。同時にOSもXPに買いなおし、HDDも250GBのSATAに。最早外側だけVAIOの自作PC。ただ壁紙は母の強い希望により移植した。

時は流れてさらに2年後、廉価マザーのツケかまたまたマザーが原因の起動不能に陥り、ASUS M3A78-EMに変更。


拡張ボード類が不要になったので、本来拡張ボードが入る位置に比較的入手しやすいSFX-C電源を粘着ゲルで固定。今トレンドの電源下方配置である(違)。
当初SS-300SFDを搭載していたが現在はL字電源プラグの取り回しの関係で本来こちらに使う予定が無かったIP-SFX300Aを使用。



そして更にBDドライブ化&PhenomII X3 700eに換装。



本来の電源配置は完全に諦めて、背の高いCoolerMaster製サイドフロークーラーHyper TX3を使用。こちらもドライブとの干渉がシビアなので本来吹きつけで使うところを吸出し方向に使用している。
マザーもASUSだしメーカーだけ見れば純正状態に戻ったといえる。図らずも700eのアイドル時クロックが800MHzなのはDuronの意思なのだろうか。
メモリは4GB、HDDは500GB、最早当時とは文字通り桁が違う性能になっているが、ちゃっかりフロッピードライブは配線されていて使える。

筐体自体は電源ユニットのマウンタを丸ごと外して、その部分にワイヤーで9cmファン(光る)を固定しているだけ。他にもパワーLEDの青化やBDドライブ搭載のためのボタン位置調整、HDDの共振防止など、細かい改造は行っているが、大掛かりな加工はしていない。しかし性能的には十分「魔改造」じゃあないでしょうか。

今でも毎日、母のPCとして使用されています。最早「VAIO」と呼んでいいのか判らない物体になっているが、母がVAIOと呼んでいるのだからきっとVAIOだろう。


現在は冒頭にリンクしたATX電源化・水冷設置改造に加えて…



8コアオプテロンをぶち込まれるというなんかもう中身は原型も何もあったもんじゃない状態になっている。
  • 購入金額

    24,800円

  • 購入日

    2004年06月頃

  • 購入場所

    otto

28人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (8)

  • 下小川さん

    2011/09/10

    大丈夫!フロッピーディスクドライブは当時のままだ!あと壁紙!
  • ふっけんさん

    2011/09/10

    このvaioは普通のM-ATXだったのが救いですね。
    私も古いM-ATXのメーカー機の中身を入れ替えることは多数ありましたが、
    電源も流用するので、ATOMクラスが多いですね。
    (田型の4pin電源変換コネクタは必要ですが)
    IONやAMDのE-350はCPUこそ速くないけど、こういう用途には打ってつけです(^^;
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