レビューメディア「ジグソー」

かつての高速モデルだが…

先日稼働を開始したサブPCの起動ドライブとして組み込んだSSDです。サブ機ということでそれ程容量にこだわる必要は無い(但しAdobe Cleative Cloud等はインストールされる)ということで、ストックしてあったNVMe SSDの中から1TBでそこそこ速いものとして、SAMSUNG 980PRO MZ-V8P1T0C/ITと、こちらのWestern Digital WD_BLACK SN850X WDS100T2X0Eを引っ張り出してきて、結果としてこちらを選択しました。

 

こちらを選んだ明確な理由はないのですが、980PROは比較的最近購入しているのに対して、SN850Xは購入から既に1年以上使っていないという長期在庫となっていたことが決め手となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

購入当時はSAMSUNG 980PROの1TBモデルが一部パーツショップで15,000円を切る価格まで下がってきていて、私もそれを買うつもりで店頭に足を運んでいました。しかしその980PROよりも安くこのSN850Xが限定特価販売されていたため、あっさりと方針転換してこちらを買ってきたわけです。

 

さて、本来であれば基板写真なども掲載するべきなのですが、睡眠不足と疲れで意識があまりはっきりしない状態でPCを組み立てていたため、写真を撮るのを完全に忘れていました。今回のサブPCで利用したMSI MAG Z690 TOMAHAWK WiFiは4基のM.2スロット全てに大型ヒートシンクが用意されていて、SSDの姿は全く見えなくなってしまいました…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一応こちらの「01.」と書かれたヒートシンクの下に装着されています…。

 

実はSN850Xのマイナーチェンジ前モデルとなるSN850の1TBも在庫があるのですが、こちらはヒートシンク装着モデルで、そこそこ性能の良いヒートシンクを外してまで使うのもどうかと思い、候補には加わりませんでした。

 

2TBのSSDを起動用に使わない代わりに、Steam等のアプリケーションを格納するためのデータ用SSDとして、Crucial P5 CT1000P5SSD8JPも組み込みましたので、SN850XはOSとAdobe Creative Cloudのアプリ起動に特化した使われ方となる予定です。

 

更新: 2024/05/08
物量

今となってはそこまでの高性能ではないが実用上は十分

既にWindows 10 ProやCreative Cloudが導入されていて素の性能は発揮できないかも知れませんが、一応Crystal Disk Mark 8.0.5だけ実行してみました。

 

 

 

 

▲Crystal Disk Mark 8.0.5
▲Crystal Disk Mark 8.0.5

 

 

 

普段なら標準版のCrystal Disk Markしか使わないのですが、ダウンロードを誤ってAoi Editionという仕様のものを入れてしまいました…。

 

それはさておき、公称スペックではRead 7,300MB/s、Write 6,300MB/sとなっているのですが、こちらの実測値ではReadが公称より振るわず、Writeが公称値を超えるという結果になりました。まあ、この辺りの速度となると数百MB/s違っていてもそれを体感速度で違いとして感じられることは無いと思いますが。

 

私のメインPCがPCI Express 3.0止まりのASUS PRIME X370-Aを使っている(CPUはPCI Express 4.0サポートのRyzen 9 5900X)ため、SSDの速度も3,500MB/s程度で頭打ちとなってしまいますから、それと比べればこの値でも別次元の速さです。

 

現在は既にPCI Express 5.0対応のSSDも発売されていて、対応環境で揃えれば10,000MB/sを遙かに超えるトップスピードを叩き出すことも出来ますが、実用上6,000MB/s程度でも全く不満のない速度といえます。実際メインPCと比べても体感速度の軽快さは明らかです。

 

 

一応SN850XのCrystal Disk Infoの結果も掲載しておきましょう。

 

 

 

 

▲Crystal Disk Info
▲Crystal Disk Info 9.3.0

 

 

 

 

ある程度負荷をかけた後ということもあるのですが、データ用のCrucial P5と比べても結構温度が上がっていますね。MSI MAG Z690 TOMAHAWK WiFiの標準ヒートシンクの能力が把握できていないのでこれで夏場も耐えられるかはちょっと注意しておく必要がありそうです。

 

 

SN850Xは現時点でもWestern DigitalのフラッグシップSSDですが、さすがの速度の方は「そこそこ速い」程度で高速モデルとは言い難い程度となってしまっています。

 

それでも実用上はこれといって不満が出ない程度の性能は保たれていて、当時の購入価格は十分にお得だったといえます。

 

  • 購入金額

    12,980円

  • 購入日

    2023年03月25日

  • 購入場所

    ドスパラ

21人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • Takahiroさん

    05/09

    普通の人にはこれで充分足りているような気がします、むしろ過剰性能???
    今のSSDはNANDを自分で作れる会社(WD&キオクシア、サムスン、ハイニクス&Intel、Micron)あたりならどれでも満足できると思ってます。・・・QLCじゃなければ。
  • jive9821さん

    05/09

    > Takahiro さん

    PCI Express 3.0世代までは体感的なもたつきが少し残っていたのですが、PCI Express 4.0世代の高性能モデルであればどれを使っても十分快適ですね。QLCはいろいろな意味でまだ不十分だと思いますが。

    PCI Express 5.0世代になってくると速度性能は素晴らしいのですが、あの強烈な発熱に見合うかどうかはちょっと疑問に思えてきますので、この辺りが丁度良い高性能という気はします。

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