レビューメディア「ジグソー」

SSDをSATA 2.0接続で使うのは贅沢か否か

現在TVPCとして使っている■ことShuttle SZ77R5

の故障HDD

の摘出⇒SSD換装作業。SZ77R5の採用するIntel Z77 Expressチップセットの仕様上、SATA 3.0ポートが2つしかなく、SATA 2.0ポート接続にはなるが、SSD化によりHDDのヘッドの移動時間がなくなってシークタイムが短縮されることや、スリープからの復帰が速くなる分、快適性の向上も狙って2.5インチSATA SSDを積むことにした。

 

このとき手配した「3.5インチベイに2.5インチドライヴを積む金具」

が、2.5ドライヴを2段積みできるものでもあったのと、2TBのSSDはまだ高いということで、2TBの故障HDDの代わりに1TBのSSDを2台積んで同容量を確保しようと計画。

 

ひとつはSATA SSD時代の初期から「定番SSD」として永きに渡って販売されている、Crucialの2.5インチSSD、上級ラインMX500シリーズの1TB版、CT1000MX500SSD1/JP

を積んだ。

 

同じ物を積んでも良かったのだが、価格も大差ないのに、やはりしっかり5年保証のものを見つけたので、せっかくなら性能比較でもするかと、2.5インチSATA SSD時代に結構使ったWD Blueシリーズを使うことにした。

 

ただ、1TBのWD Blue SSDって、以前SZ77R5のシステムドライヴを入れ替えたときに使ったはずじゃ....

 

どうやらいつの間にかモデルチェンジされていたようで、「SA510」のペットネームがついている。

前モデルから唯一性能低下がないSEQ Readだけ表記を残すってズルくない?w
前モデルから唯一性能低下がない(後述)SEQ Readだけ表記を残すってズルくない?w

 

CrucialのCT1000MX500SSD1/JPと違ってスペーサーは付属しない
CrucialのCT1000MX500SSD1/JPと違ってスペーサーは付属しない

 

型番を詳しく見ると、

前回システムドライヴに使ったもの:WDS100T2B0A-00SM50

今回データドライヴに追加したもの:WDS100T3B0A-00AXR0

と、どうやらSA510は無印WD Blue SATA SSDの後継機種のよう。

 

...ということで、カタログスペックを比較してみると....

ん?
ん?

 

Seq Read以外、全部の速度指標が下がってるやないかーいw

 

マ、今回SATA 3.0ポートが足りて無くて、SATA 2.0接続するため多少の性能低下は影響しないので、耐久性と保証とが落ちてなければそれで良いのだけれど、なにか釈然としないものを感じる。

電源投入回数がこちらは3回だが、先につけて起動確認したため
電源投入回数がこちらは3回だが、先につけて起動確認したため

 

CrystalDiskMarkの実測値はこんな感じ。

同傾向で、シーケンシャルはカタログスペックの半分くらいだが、ランダムは速い
MX500と同傾向で、シーケンシャルはカタログスペックの半分くらいだが、ランダムは速い

 

SZ77R5に積んだSSD(SATA 2.0接続で増設した2機種のSSDと、SATA 3.0接続のシステムSSD)を、比較すると以下の通り(SA510のカタログスペックは、WDS100T3B0Aの実測値との参考比較のこと)。

※カタログスペックのIOPS⇒MB/s変換はカタログクリップさんの変換式を利用
※カタログスペックのIOPS⇒MB/s変換はカタログクリップさんの変換式を利用

 

元々カタログスペックにほぼ差が無い、WDのSA510とCrucialのMX500は、SATA 2.0接続では全く差が出なかった。一方、SATA 3.0接続だと(前モデルだが)WD Blueの性能は出ている。

 

つまり、この速度性能差はインターフェースの問題。

 

ただ実使用上は、SATA 3.0接続のWD Blue⇒SATA 2.0接続のWD Blue SA510も、逆方向の移動も、ともにSATA 2.0接続となるWD Blue SA510⇔Crucial MX500のファイル移動も体感あまり変わらない(数百GBといった巨大ファイル移動なら変わるのかも知れないが、日常扱う数GBクラスなら)。

 

一方、故障HDDを退役させた効果は抜群で、Windowsのエクスプローラの表示更新が激的改善した。

 

休止時はモーター停止するHDDの再起動なども、全体のシーク時間の足を引っ張っているのだと思うが、まだWDのHDDは構成の中にあるので、今回の再表示時間短縮の理由としてこれだけでは十分でなく、以前は故障しているHDDの調査に時間をとられていたようだ。

 

これで従前通りトータル2.75TBのストレージ(起動ドライヴ除く)が確保できたので、■の倉庫改装はここまでということで。

 

【WDS100T3B0A-EC SA510仕様】

インターフェース:SATA III 6 Gb/s
フォーマット済み容量:1TB
フォームファクター:2.5 インチ
シーケンシャル読み取り最大(MB/s):560
シーケンシャル書き込み最大(MB/s):520
ランダム読み取り最大(IOPS):90,000
ランダム書き込み最大(IOPS):82,000
耐久性(TBW):400
MTTF:最大175万時間
平均消費電力(mW):60
保証:5年
本体寸法:100.2 x 69.85 x 7 mm
重量:34.6 g

更新: 2024/03/04
コストパフォーマンス

この価格なら文句なし

台数制限の広告特価とは言うものの1TBが約6,500円なら文句ない。

 

2024年3月現在は、通常価格がちょうど倍...orz

  • 購入金額

    6,480円

  • 購入日

    2023年08月05日

  • 購入場所

    パソコン工房

29人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (0)

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ6MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが6MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから