幻の雑誌掲載オリジナル版を中心に単行本初収録の素材を多数掲載
知られざるブラック・ジャックの姿を堪能できる1冊！

1973年から1983年にかけて「週刊少年チャンピオン」に連載された『ブラック・ジャック』の中には、単行本化の際に手塚治虫自身の手によって再構成や加筆が施された作品が存在します。本書では、特に大きな改変が見られるエピソードを中心に、オリジナル版と単行本版を比較して読めるような形で掲載。中でも「ストラディバリウス」と「緑柱石」はそれぞれの全ページを収録するほか、オープニングやエンディングの違いや、ネームとの比較を堪能できる作品を併録することで、手塚治虫の編集術を詳らかにします。見慣れた作品のオリジナル版を読めるだけでなく、これであまり見られなかった貴重なピースを目の当たりにすることで、手塚治虫のクリエイティビティの一端に触れることができる作品集です。
『ブラック・ジャック』50周年だからこそ実現した贅沢な1冊を、ぜひ手にとってみてください。

目次
・第1話「医者はどこだ！」原画
・第55話「ストラディバリウス」雑誌版＋単行本版
・第67話「緑柱石（その１）」／第67話「緑柱石（その２）」（雑誌版）＋第67話「ふたりのピノコ」（本作は「緑柱石」を大幅に再編集したエピソード）
・第101話「侵略者」雑誌版＋未使用原稿
・第104話「ピノコ西へいく」雑誌版＋単行本版（差分）
・第143話「空からきた子ども」雑誌版＋単行本版（差分）
・第145話「霊のいる風景」雑誌版＋単行本版（差分）
・第227話「刻印」雑誌版＋単行本版（差分）

・第28話「指」雑誌版(最終ページ)
・第232話「虚像」雑誌版＋制作途中原稿（コピー）
・最終話「人生という名のSL」単行本版＋雑誌版（差分）＋下描き原稿
・雑誌版と単行本版の比較（「灰とダイヤモンド」「悲鳴」「ふたりの修二」「キモダメシ」）
・「ブラック・ジャック　アーカイブス」予告、週刊チャンピオン表紙原画、未使用原稿、アニメ『100万年地球の旅　バンダーブック』設定資料など
・解題（濱田髙志）

※第28話「指」、第41話「植物人間」、第58話「快楽の座」の3作品につきましては、著作権者である手塚プロダクションの意向により、今後も単行本収録の予定はありません。

ちなみにごく最近のヤフオク

手塚治虫　ブラックジャック　植物人間　掲載　第37話～48話

落札価格　10,100 円

手塚治虫　ブラックジャック　快楽の座　緑柱石　掲載　第58話～69話

落札価格　201,000円

週刊 少年チャンピオン　1974/６/24　天地真理　「恐怖新聞（カラー）」つのだじろう　手塚治虫　水島新司　藤子不二雄　横山光輝ほか

落札価格　601,000円

「指」掲載のチャンピオンが６０万！

いたずら入札じゃないの？（汗）

数年前数万だったような…。

まさか「指」が「快楽の座」より高くなるとはなあ。

「指」よりすぐれている「刻印」が手に入るのに…。

私の「快楽の座」もついに１０万オーバー？（汗）

・第227話「刻印」雑誌版＋単行本版（差分）って書いてあったのを読み違えてました。

雑紙版「指」が差分で掲載されているものと勘違いしていました（汗）

「刻印」も雑紙掲載から単行本収録の際に書き直していたんですねえ。

知りませんでした。

「指」から「刻印」に改稿された際、原稿が切り刻まれたそうで、完全な状態での原稿は残っていないそうです。

最終ページだけでしたが、雑誌版「指」が掲載されています。

 高い掲載誌を買わなくても、国立国会図書館からコピーをお取り寄せできます。

「指」、「植物人間」、「快楽の座」、「壁」、「落下物」はかなり昔ですが取り寄せできました。

遠隔複写サービス

ベルセルクの「深淵の神２」は切り抜かれていて、取り寄せ不可能とも聞いたけどどうなったのだろう。

ブラック・ジャック　229 人生という名のＳＬ　1978/9/18（連載最終回）

ブラック・ジャック　242 オペの順番　1983/10/14（読み切り最終話）

ブラック・ジャック登場回

ミッドナイト　11 ACT.11 (第2巻 ACT.2) 1986/7/11

ミッドナイト　35 ACT.36 (第4巻 ACT.2) 1987/1/16

ミッドナイト　66 SCENE.11 (秋田文庫版、手塚治虫文庫全集) 1987/9/18