表題の件は、私の早とちりでございます。

商品ページの見出し部分にしっかりと書かれています。

『１人のキャラクターで１つのホールをラウンド！』ってね。

９ホールのハーフラウンドは、９人のキャラクターで挑戦するという訳です。

ただ、上段のスクリーンショットにも見えているサンプル画像には、実際に９人のキャラクターを編成している場面は無いのですよね。

購入を決めた時は、とにかく「みんなのGOLF」っぽいものが欲しいという気持ちが強かったので、見落としてしまったのです。

さて、ゲームスタートしてみると、初期キャラクターは４人。

一瞬、この中から好きなキャラを選んで、ハーフラウンドするんだな、と思って選択し始めると、１ホールに設定したキャラは、他のホールに設定出来ない事に気付き、ゲーム紹介ページに戻って、上記の仕様を知らされました。

マジか……。

と、落ち込むも、おや？

１人１ホールのルールを守るならば、９ホール、ハーフラウンドにはキャラクターが５人程足りません。

どうするのか、というと。

この画像のように、「モブ」なるキャラクターを使って穴埋めします。

名前や飛距離、得意なシチュエーションが設定されている初期キャラクター（所謂ネームドキャラ）の誰よりも飛距離が短く、得意なシチュエーションが全く存在しないキャラクター「モブ」。

ネームドキャラは、プレイする度に経験値を獲得して飛距離などの能力が上昇していくのですが、「モブ」は初期値固定の最弱能力です。

このモブを使うのは結構辛いです。

コースや、衣装、新規キャラクターを開放する為には、９ホールのハーフラウンドを繰り返してCPU達と順位を競い、その結果に応じた星の数を規定数貯めてランクを上げ、ランクBOSSとマッチプレイをして勝利する必要があります。

マッチプレイは、４人のキャラで何とか、ごり押しする事が出来ますが、ハーフラウンドは５人が「モブ」の為、Parプレイが精一杯でスコアを稼げません。

ツライ。

頑張ってキャラを開放し続けると、何とか、９人揃えることが出来て、無事、「モブ」さん達は卒業となります。

これが、ランク１から始まって、ランク５までクリアした状態。

ここで、やっとスタートラインでしょうか。

それでも、好きなキャラを使いたいと思うならば、更にランクを上げる事や途中で挟まるイベントバトルでの勝利によって、キャラを開放し続ける必要があります。

その数、おおよそ３０人程。

この開放されたキャラ達、私としては外見以外は、あんまり個性を感じないので、数が多くてもなあ、というのが感想でした。

という事で、次はキャラクターの外見について。

購入時のグラフィックに対する期待感というものは、あんまり無くて、平均点くらいならOKかなあ、というような感覚でした。

初期４人の外見は、割と頑張っているなあ、という感じ。

「モブ」は、まあ、置いておきまして。

初期４人のグラフィックがこちら。

そして、以降の開放キャラのグラフィックはこちら。

キャラの名前の上についている「No.20」などの数字は開放できる順番になります。

顔の造作などの好みもあるのですけれども。

私には、5番以降のキャラ、所謂、最初から見えている看板キャラと、それ以外キャラの作り込みの差が出ているように感じます。

そもそも、初期キャラのクオリティもそれほど高くはありません。

元々はスマホアプリだったという事なので、それも関係しているのかもしれませんが、PSP版の「みんなのGOLFポータブル2」位の基準かな、と思います。

対して、それ以外のキャラは、もっと昔のPS版「みんなのGOLF」シリーズのようなレベルであると感じました。

動作のモーション自体は、それほどの破綻や気持ち悪さなど感じないのですけれども。

このキャラのガッツポーズなどは、手、指、ひじなどの関節など着き方も含め造りは甘いと感じます。

このクオリティのままで、30キャラ分の衣装違いとか、色違いを増やす方向に向かっているので、増えた衣装やカラーバリエーションも、推して知るべしかな。

数キャラ分の衣装などを開放して見ましたが、初期衣装を越えるレベルのものは極度に少なく感じたので、それ以来、衣装開放系のイベントバトルはスルーしております。

「みんなのGOLF」分を必要とした状態で購入しましたので、もう少し落ち着いた心であれば、一旦スルーしたかもしれません。

少なくとも、定価では無くて、セール価格まで待つ位はしたかも。

ショットの決め方などの感覚としては、「みんなのGOLF」との差異は、あまり感じません。

コースは、リアル志向であって、「みんなのGOLF」のように、コース中の建物の屋根を使って飛距離を異常な程稼ぐ、という裏道的なショットを狙えるわけでは無く、爽快感はそこそこかな、という感想です。

あくまでも、定価である2480円で購入した状態の評価で言うと、星は二つ。

半額だったり、1000円以下だったり、或いはワンコインで販売されていたとしたら、もう少し頑張れたかな、と考えます。