エチケットカッター。いわゆる「鼻毛カッター」。女性が多い職場でもあり？、礼儀としてチェックしているのだが、先日10年以上使っていた日立のものが壊れたため、新たなものを入手することにした。

電動鼻毛カッターには、大きく分けて2種類あると思っている。

ひとつは、頭が潰れた三角コーンというか、横から見ると台形の末広がりの円柱というかという先端キャップの中に、回転する内刃が入っていて、キャップに開いたスリットから入った毛をカットするというタイプ。どちらかというとシェーバーだと回転式シェーバーに近い感じのイメージ。

もう一つは、ここZIGSOWでも紹介されたPhilipsの鼻毛トリマーのように、櫛形のガードの奥で刃が動いて「刈る」タイプで、こっちは言うなれば往復式シェーバー？？もしくは、電動バリカンの細いヤツ？？

自分はそれまで2台の電動鼻毛カッターを使ってきたが、どちらも回転式で、使い慣れているのでそちらが良いかと、街に出たときに物色。

以前使っていた日立のBM-03 Sは「ウォッシャブル」というのが売りだったが、毎日剃るので毛クズが短いヒゲと違って、長い毛も含まれるためか、風呂場用シェーバー

のように洗い流しても、毛クズが取り切れることはなかった。結局分解清掃を必要としたので、先端部だけ洗えればよいということで、そこにはこだわらなかった。

電源も10年間の進歩として？一部USB充電タイプもあったが、以前の乾電池式も結構保つものだったので、そこもどうでもよいかと。

結局購入したのは、Panasonicのエチケットカッターのベーシックグレード、ER-GN11。3色あったが、当然？黒（K）。

複数あるPanasonicのエチケットカッター中「ベーシックモデル」

説明書読むほどの難しいモノではないんだけれども

よくある先細り円筒型の先端を持つ、電池式のもの。先端部分のみ水洗いできるタイプで、全体防水でもない。

ま、良くあるタイプ

単三乾電池1本使用。下の清掃用ブラシが電池カバーにしまえるのは良いアイデア

ただ、この品、安いだけではなくて面白いウリがある。

それは、刃の形が天面にも刃がある「デュアルエッジ刃」を採用していること。

通常の回転式の鼻毛カッターは、指サックのような形の上端が絞られた円筒型キャップに開いたスリットから侵入した毛を、中にある回転部側面にある刃で切るという仕組みだが、これだと、奥に生えた毛はなかなか刈るのが難しい。

一方、このER-GN11の回転刃は天面（使用時鼻の奥側になる部分）にも刃がついている。模式的にいうと、今までI（アイ）型の刃だったものが、L（エル）型になった感じ。これにより、奥の毛も刈り取ることができるため、明らかに手入れの間隔が開いた。また鼻の穴に沿うように生えている毛も処理するのが難しくなくなった。

以前のBM-03 Sと比較して先端部形状は変わっていないようだが．．．

．．．この内刃先端部にある刃がかなり効いてる

また、このL型刃の機能を用いて、「鼻毛だけでなくマユ・ヒゲ・耳と、マルチに使える」というのがウリらしい。

あと、細かいところだが保護キャップをかぶせておくと、スイッチが入らない設計。こういう細かい気づかいが、持ち歩く可能性があるこのテの商品には効く。

キャップをしているとONにならないが．．．

．．．外すとONに出来る

2012～2019年度8年連続国内出荷台数No.1（ホームページ情報）というのは伊達じゃない、という十分満足が行く「ベーシックグレード」鼻毛カッターでした。

【仕様】

電源方式：乾電池式
電源・電圧：DC1.5V(単3形アルカリ乾電池×1本)
使用日数：週1回90秒使用で約1年
デュアルエッジ刃：○
本体寸法：高さ12.7×幅2.6×奥行3.2cm（キャップ取付時）
本体質量（重量）：46g（乾電池含まず、キャップ含む）
生産国：日本製

エチケットカッター ER-GN11