レビューメディア「ジグソー」

話題の例のグラボ(クロスファイアで使うだけ)

※CFX動作狙いなのでHDMIコネクタ復活等に関する内容はありません。

 

2018年末あたりからユニットコム系のショップやArkで販売され話題になっている「例のグラボ」。

RX470 8GBの未使用品が5980円+税という安さで人気…というわけではなく、その名の通りこいつマイニング専用で…

画面出力が無い。そのままではどうしょうもない。じゃあなぜ人気なのかというと、ダミー実装されたHDMIコネクタの配線を復活させて使う等の改造用途。手間を考えれば普通のグラボを買った方がいいに決まっているがこういうのはマニア心を刺激するので人気になったというわけらしい。

で、自分はというとその辺のハードウェア改造の腕はないのだが、マイニング専用グラボが出たころから「クロスファイアのセカンダリとしては使えるんじゃね?」と思っていた。

実際ハードウェア改造無しで活用できる例のグラボの用途の一つとして情報も多い。今更感もあるだろうけど使ってみる…

わざわざ普通のRX580まで買ってな!!ばーっかじゃねえの。

(尚ハードウェア改造でHDMIを復活させられる人ならコイツを2枚買ってCFX動作させれば13000円でかなりの性能をたたき出す環境を構築できる)

全体的なデザインは同社のNitroシリーズに近いがバックプレートが無いなど簡略化されている。

尚コイツ自体8pinコネクタを使うのでCFX狙いの時はコネクタ数にも注意。

更新: 2019/02/09
導入難度

クロスファイア動作だけならVGABIOSの書き換えだけでOK

さて早速RX580をセットアップしたPCにコイツを追加してみよう…と言いたいがいくつか注意点がある。まずはVGABIOSがMINING用なのでそのままでは認識しないパターンがあるのと、そもそもコイツPCIex 3.0じゃないと認識されないという事。セカンダリ側がPCIex2.0のちょっと前のマザー(ASUS ROG MAXIMUS VI FORMULA)の下段スロットだと認識してくれなかった。

VGABIOSに関してはカード後端部に切り替えスイッチが2つある(個体差アリらしい)ので通常のRX470として認識されない場合適当に切り替えると普通にRX470として認識してくれる。そしたらドライバを入れるだけでとりあえずCFX動作OK。

だがコイツ元々マイニング用の動作をするのでファンがかなりうるさい。

なので同じSapphireの通常BIOSを書き込むのが良いようだ。

 

書き込みには一部でおなじみのATI Flashを使うのだが違うモデルのBIOSを書き込む関係でGUI版ではなくコマンドプロンプトで書き換える必要がある。

例のグラボ BIOS書き換えで調べれば情報やわかりやすい手順がいっぱい出てくるのだが、CFX用に組もうとしているときに注意する点は「誤って別のグラボのVGA BIOSを書き換える事故」の可能性があること。

 

「atiflash -ai」コマンドを使って確実にお目当てのグラボが何番にささっているか確認する必要がある。

 

自分の場合0番が通常のRX580、1番が今回書き換えたいRX470だったので「atiwinflash -f -p 1 xxx.rom」で書き換えを実行する。これを間違えると悲しい事になる。

書き換えに使用するVGA BIOSはネットの情報によるとRX580のVGABIOSを使う事でクロックアップとセミファンレス化を狙える(当然オーバークロックになるのでリスクはある)というので今回はRX580用で1340MHz(メモリ2000MHz)動作のコチラのBIOSを使用した。

https://www.techpowerup.com/vgabios/192068/sapphire-rx580-8192-170323-1

自分の個体はこれで安定動作しているが自己責任で。

 

参考までにGPUZの表示。

これが購入した直後の状態。

これがRX580BIOS状態。

 

ちなみにこれが本来のRX580.

 

あくまでRX580相当にクロックを上げているだけで無理しているのだが、CFX動作の場合クロックは遅い方に引っ張られるのでCFX動作時の総合的なパフォーマンスアップが狙える。まあそれ以上に爆音マイニングセッティングから解放されるメリットのが大きいが。

更新: 2019/02/09
満足度

無理やりやる感が楽しい。きっと改造できるならもっと楽しい。

ここまでくれば普通のCFX動作するPCになる。ベンチマークでも回してニヤニヤしよう。

 

FireStrikeは我が家最強の17000オーバー。RX580単発だと11000程度のマシンなので確実にアップしている。

たださすがにRX580&RX580級にクロックを上げたRX470MINIGだと消費電力も大きく、Ryzen7 1800環境でワットモニター読み700W超え。電源も相応の出力が必要。

 

無駄に1000W電源ぶち込んだせいでTHETISがぎっちぎち。

 

ハードウェア改造をしなくともRX470~RX580を使っている人ならCFX用として導入できるが、電源ユニットの余裕は要確認。

あくまで実用性ではなくロマンを求めるパーツだろう。

でもこの画面出力無しグラボ、いかにもCFX専用ブーストユニットって感じで楽しいよ(ロマン

 

  • 購入金額

    5,980円

  • 購入日

    2019年02月09日

  • 購入場所

    Ark

25人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • ちょもさん

    2019/02/16

    2枚買って両方とも1005サイズの抵抗とコンデンサ実装してCFXで遊んでおります。
    1/700の模型用にデスクアーム付きのルーペと精密ピンセットがあったので良かったですが、これ、普通に半田付けしようとすると無理そうな気がします…
  • 下小川さん

    2019/02/23

    何気にiGPU試せる環境が今ないんですよね~。ファイルサーバーにぶち込んでもしょうがないし…。

    あ、2枚導入だ!端子復活すごい!!自分は端子復活手順見ただけでこれ自分にはムリダーと思ったので手だしてません。手がプルプルしちゃう。
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