先に投稿したアイテムの「聖書の名句」とは違い、この本は随分と前に購入した物です。

大学生位の頃かなあ。

もちろん、TRPGの為！

と言えれば、完璧な廃人なんですけれども。

残念ながら（？）、これは、大学の授業の教科書の一つでした。

振り返って、読み直してみると魅力的な内容だったりもするのですが。

当時は、これを使う講師の語り口も相まって、退屈に感じたものです。

TRPG解説書に、引用されていなければ、二度と読まなかったかもｗ

この本を、教科書とした講師の意図は、中々に巧妙です。

実は、この本の目次は、「名句・名言」と謳いながらも、個々の文言を明示していないのです。

「最初に石をなげなさい」の言葉が含まれている章は、6章『人を殺す「ことば」』ですが、章の扉のページについては、目次に記載されていますが、言葉自体の始まるページは記載がありません。

講義の進行と、小テストの題材としての「言葉」の正確な位置について、講義をキチンと受けていないと分からないというｗ

マジ、小テストきつかった。

いや、まあ、それはともかく。

章ごとに、テーマがあって、取り上げられているので、「ことば」だけをつまみ食いするような読み方をして欲しく無かったのでしょう。

著者の千代崎氏は、作中で、聖書の語句の、誤った解釈や、前後の脈絡から切り離して、用いることの危険さを繰り返して、型って居られましたから。

その分、心得がないと、少し、ハードルが高いものでございました。