フロントパネルはアルミ。というか無駄に筐体全部アルミ。

大抵ベイアクセサリって本体側は樹脂なのに。

さすがにボタンはプラスチックだが、アルミパネルのおかげで安っぽさはないし、変なデザインも入ってないしなかなかイケメン。

Plext○rのパクりみたいなロゴも見た目は悪くない。

通電中を示す青色LEDも無駄な高輝度ではなく程よい明るさ。

また接続時の写真を見ると判るが、ケーブル類は全てブラックメッシュとブラックコネクタ、ネジもブラックが付属と何気に隙がない黒統一。

先述のとおりコレ自体はごくごくシンプルな電源スイッチなので誤操作には本当に注意。基本的にはPC起動前に操作しておいて起動時のデバイスを選択できる的な扱いにしておいたほうがいいだろう。

あと海外製品かつ電源にかかわるものなので接続前にチェッカー等で動作確認はしておきたい。自分の個体は問題がなさそうだった。

以前販売されていたHDD電源セレクター「Ainex HDD-SEL」シリーズはダイヤルで起動するHDDを選択して動作中は操作しても電源が遮断されないという安心設計だったがこちらはもう本当に切り替えというより単なるスイッチ。どちらかと言えば「LAMPTRON HUMMER」（あちらはペリフェラル4pinだが）に近い位置づけだ。

その分応用がきくのでHDD以外にもSATA電源で供給される光学ドライブはもちろん、ペリフェラル4pinに変換すればファンコンや光物のスイッチ等にも応用できる。

今回はHDDガシャポン…2.5と3.5を1個づつの2個と普段は使わないBDドライブを接続。SATA側をホットスワップ設定にしておくと光学ドライブもまるでUSBのようにオンオフできる。アクセス中は触るなよ！1個はあまり。

見た目もいいし判ってて使うには面白いし便利。最大の問題は入手性の悪さ。

実はこのHDD電源スイッチ、同じような型番を持った同等品が色んなロゴ（SISUNやORICOなど）で流通しているようだ。バリエーションもいくつかあり、ざっと確認しただけでも…

HD-PW4101…3.5インチベイ用4スイッチモデル（基盤の違いや筐体後方カバーの有無が混在）

HD-PW4101U3…5インチベイ用4スイッチ＋USB3.0モデル 　筐体後方カバー有り

HD-PW6101…5インチベイ用6スイッチモデル　

HD-PW6102…5インチベイ用6スイッチモデル　筐体後方カバー有り（6101でもあるやつはある？）

といったところ。

そもそも現在国内でSATA電源スイッチ機能を持ったアクセサリは販売されていないのでこのHD-PW系を狙うしかないのだが、海外通販を使いたくない場合は日本のAmazonのマーケットプレイスで取り扱いがある場合があるようなのでそれを狙うべきか（2016年10月現在取り扱いなし　6月頃にPW4101/PW6101があったらしい）。

また5インチベイ用6スイッチモデルなら米AmazonでKingwin HDD-PS6という名前でHD-PW6101と同じと思われる製品がある。これはAmazon自身の出品があるので一番安心かも。

そしてそれ以外のモデルを狙う…今回は4スイッチモデルがほしかったのでどうせならとUSB3.0つきを狙ったのだがこれはもうなんか全然見当たらず、中国のAliExpressを使用。出品者は「Technology pilot」となっているのでこのロゴをつけているトコ自体のようだ。ココなら全モデル入手できる。

やはりあちらさんの通販はちょっと心配だったのだがどうせ現在ココしかないので。

結局注文から10日で到着したのでかなり早かった。出品者が速攻発送した上にうまいこと国際郵便の出荷タイミングにあったから早かったようだ。

まあマニアック＆リスキーなアイテムなんで今後も普通の取り扱いはなさそうなきがする。