梱包はしっかりとして、中身をちゃんと守れると思います。

同梱物は：取り扱い説明書、MicroUSBケーブル、ワイヤレス充電器本体

外観ですが、極めてシンプルな黒で、表面加工はツヤ消しで、プラスチックの成型色です。赤外線リモコンに、こういう感じの質感のものが多いですね。

背となる部分はザラザラとした表面加工がなされ、また足場となる部分にはゴムの滑り止めが貼ってあります。

ボディの普段見える部分には刻印や印刷類が全く見られないものの、底の部分にはこのようなシルク印刷があります。また滑り止めが貼っています。とても安心です。

本機への給電に使うMicroUSB端子は台座部分の背面に付いています。1.5Aの電流供給が指定されていますが、2AのACアダプタを使うのがベストとのことです。

待機状態のワイヤレス充電器

MicroUSB端子にUSB充電器を接続。動作が正常なら、足場の部分に埋め込まれたLEDが青く点灯します。

給電状態のワイヤレス充電器

Qi充電に対応した機器を正しい位置にセットすると、一瞬LEDがまばたくように明滅した後、LEDが緑色に点灯。LEDの緑色の点灯が、給電状態の印です。

不完全な状態のワイヤレス充電器

Qi対応デバイスを正しくセットできていない場合は、それが検出されてLEDが緑と青とに交互に点灯し、異常状態を知らせます。

Qiによる給電にはスイートスポットがあり、そこを外れていると給電が開始されません。

Nexus 7 （2013）では、液晶面を表に向け、横位置センターにセットするとOK。縦にセットしたり……。

液晶面を背に向けたりすると異常状態となり、LEDが緑と青とに交互に点灯。給電が開始されません。

手持ちのQi対応機器がNexus 7（2013）で、タブレットを置いたら不安定になるかと思いきや、意外に安定していて問題ありません。足場の部分に敷いてあるゴムのおかげで、滑り落ちる心配もなし。

ちょっと使いにサッとスタンドから外し、使い終わったらまたスタンドに戻す、という一連の動作に、MicroUSBの抜き差しというストレスのある手順が挟まらないのが気持ちがいいと感じました。

「Seneo Qi規格対応スタンド型ワイヤレス充電器」に何も置かない状態での電流量は0.1A程度。

バッテリ残量0%のNexus 7（2013）を本機の上に乗せると、USB端子からおおよそ1Aの電流が供給されました。Qiの効率は70%といわれていますので、最大で700mAほどの電流がNexus 7（2013）が送電できているものと思われます。

Nexus 7（2013）のバッテリ容量は3,950mAh。就寝中の5〜6時間で、バッテリが空の状態のNexus 7（2013）を満充電できていました。

ワイヤレス充電だと、充電スピードが落ちて困る局面もあるのではないかと思っていましたが、それは杞憂でした。それだったら、コネクタ抜き差しのないワイヤレス充電の方がいいに決まっています。壊れやすいMicroUSB端子の保護にもなりますしね。

Seneo Qi規格対応スタンド型ワイヤレス充電器は、機能と使用感としては、正常に使えます。充電中の発熱は十分抑えられており、あまり熱くなりません。瑕疵など見られませんでした。スタンド型としては安いと思います。皆さんも是非使ってみてください。