レビューメディア「ジグソー」

期待し過ぎました。

実は、このマザーボードは、COMUTEX TAIPEIで発表された時点で購入を決めていました。

秋葉原のTUKUMOでは、このマザーボードと対応CPU(Core i7 6700K)セット購入で、5,000円引きで購入できました。
このページに表示している価格は、5,000円引きされた後の価格です。

 

ASRockのマザーボードは、パッケージに収められている時は、緩衝材にタイロックで止められた状態で入っていて好感が持てます。

バックパネルには、USB 3.1ポートが2種搭載されています。

このマザーボードの気に入ったところは、Ultra M.2(32Gbps)ソケットが3基搭載されているところです。
現在使っている、Z97 Extream 9は、Ultra M.2とM.2(10Gbps)がついていて、コンパニオンチップで、グラボのPCI Express 3.0 x16と、Ultra M.2(PCI Express 3.0 x4)を同時に使うことができていましたが、今回は、更にRAIDにも対応しています。

Z170 Expressチップセットは、PCI Express 3.0x20レーンという広帯域で、Z170 Extream 7+は、Ultra M.2ソケット(PCI Express 3.0 x4)が3ポート搭載されていて、RAID構成も可能です。
Z170 Expressが対応する、Intel Rapid Strage Technologyでは、NVMe SSDのRAIDもサポートされています。

 

このマザーボードの発表時点では、NVMe SSDは、Samsung SM951しかありませんでしたが、SM951は、秋葉原では現時点でもAHCIモード対応のものしか入手できません。

 

現時点では、NVMe SSDは、インテル 750Series,S4600 Seriesなどが入手可能です。
現状ではインテル 750Seriesの2.5inchタイプを、M.2 Kitを使ってUltra M.2ソケットに刺すのが良いのではないかと思います。

 

未だにM.2ソケットのNVMe SSDが入手できていないので、現時点で私が持っている、M.2 SSD PCI Express 2.0 x4対応 Samsung XP941 512GBを2枚使ってRAIDを組んでみました。

まず、Z170 Express 7+には、SATAポートが、インテル Z170で6ポート(SATA Express3ポートと兼用),ASMediaで4ポート搭載されていますが、Ultra M.2ポート1ポートと、Z170 SATAポート2ポートが、排他でしか使えません。
つまり、Ultra M.2を3ポート使うと、SATAポートは、RAID非対応のASMediaの4ポートのみとなってしまいます。
しかも、SATA Express 3ポートのサポートは、後日アナウンスされるということで、現時点では何のアナウンスもありません。

UEFI BIOSのStrageセットアップから、Rapid Strage Technologyを有効にして、RAID構成がセットアップできるようにして、2つのUltra M.2ソケットに、512GB XP941を2基刺します。
無事、RAID-0で、954GBのドライブが出来上がりました。

 

この時点で、Ultra M.2ソケットを2基使っていますので、Z170のSATAポートは、2基しか使えません。HDDを2基RAID-0に使って終わりです。

 

さて、OSをインストールしようとすると、ドライブが見つかりません。
以前は当たり前でしたが、マザーボード付属のDVD-ROMから、ドライバーをインストールすると、ドライブが見えます。
しかし、ここで警告が出現してしまいました。
このドライブを起動ディスクにすることができません。

 

NVMeドライブであればRAIDドライブでも起動ドライブとして動作するのかもしれませんが、現時点では諦めるしかありません。
BIOSのアップデートで対応できるのかわかりませんが、ASRockの代理店の方が、PCI Express タイプのNVMe SSDを含め、最大5基のRAIDドライブが作れると仰っていたので、Ultra M.2 NVMe SSDの発売を待ちたいと思います。

 

取りあえず、XP941 1基のみで起動ドライブを作りました。

まずは、安価に購入していた、Windows 8.1Pro DSP版をインストールして、Windows 10 Proにアップグレードして、その後Windows 10 Proをクリーンインストールしようと考えていました。

Windows 10にアップグレードする際には、nVIDIAのドライバーを削除していた方が良いとの皆さんの情報から、CPU内蔵の、インテル HDグラフィックス 530を使いました。
Windows Updateをして、最新のドライバーをインストールしているはずなのですが、頻繁にディスプレイドライバーが停止します。

すぐに、Windows 10 Proにアップグレードする予定だったので余り気にしていませんでした。

 

ところが、何度やっても、Windows 10 Proへのアップグレードに失敗します。

これまでの皆様のWindows 10へのアップグレードの苦労話を聞いていると、一般的なデバイスの方が上手く行く可能性が高いようです。
Windows 8.1 Proのシステムをバックアップし、Ultra M.2 SSDを外して、2.5inch SATA SSDにレストアし、普通のSATA SSDを起動ドライブにすると、あっさりWindows 10 Proにアップグレードできました。

 

ここで、Windows のプロダクトIDを調べるアプリで、Windows 10 ProのプロダクトIDを調べると、Z97 Extream 9のWindows 10 ProのプロダクトIDと一緒でした。
アップグレード版のプロダクトIDは一緒(Windows 10 Homeとは異なっていました)なのかと思い、クリーンインストールを試みました。


無事インストールもできて、デスクトップにビルド番号も表示されていなかったのですが、正規に認証されていない旨のメッセージが表示され、認証に失敗してしまいます。

 

取りあえず、現状は、Windows 8.1Proで動作させています。

このマザーボードの型番は、Z170 Extream 7+というのですが、"+"とは、USB 3.1 SATA Express変換ボックスがバンドルされていることを表します。

現状では、Ultra M.2 SSD x1,4TB HDDx2(RAID-0),3TB HDDx2(RAID-0)をSATAポートに繋いでいるので、SATA Expressを使うことができません。
サブシステムとして使っている Z97 Extream 9のシステムにでも使おうと考えています。

 

**********  2015年9月13日 追記  **********************************************

このZ170 Extream 7+のひとつ前に購入した、ASRockのマザーボード、Z97 Extream9から、チップセットのSATAポートに繋いだHDDで、RAID-0のドライブが、何故かPC起動の度に、Intel Rapid Strage Technologyアプリから、エラーと通告されていました。

 

最近漸く原因が判明しました。

原因は、各マザーボードの起動オプションにある、Fast Bootのオプション設定でした。

せっかく、Samsung PCIe x4 M.2 SSDを使っているので、PCを少しでも高速に起動したいと思い、

Fast BootオプションをUltra Fastに設定していました。

 

どうも、このオプションを設定すると、本来POST画面で表示される、Z170 ExpressチップセットのRAID設定画面の設定情報が、Windowsに渡らず、Windowsは、非互換のRAIDアレイと判断して警告を出すようなのです。

Ultra Fast > Fastに設定を変えると、POST画面で、RAID設定の画面が表示され、Rapid Strage Technologyアプリから、エラー表示が消えました。

個人的には、HDDを2台 RAID-0に設定して使うことが、レアケースだとは思わないのですが、ASRockというマザーボードメーカーは、この程度の検証も行っていないのだとわかり、とても残念です。

インテルのチップセットを搭載したマザーボードで、そのチップセットを使うストレージの機能で、RAIDの設定によっては、インテル ラピットストレージテクノロジ アプリから非互換と言われることが、チェックできていないなんて、ASRockは何をチェックして出荷しているのでしょうか?

しかも、Z97時代から放置されていたなんて…

最近は、Z87以降、Z97,Z170と、各チップセット毎に最低1枚はASRockを購入し続けてきましたが、次回からは見直そうと思います。

 

 

  • 購入金額

    36,698円

  • 購入日

    2015年08月12日

  • 購入場所

    ツクモパソコン本店

31人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (4)

  • sorrowさん

    2015/09/01

    XP941うらやましいです。915GBと書いてありますが、ストライピングなら512GBでしょうか?起動ドライブの問題、BIOSで対応してくれるといいですね。M.2 RAIDカードもあるみたいなので、そちらで起動ドライブの問題も解決できないでしょうか?

    メモリ速度もそうですが、このレベルになるとCPU自体がボトルネックになって、そちらをOCしないと違いが分かりにくいのかも知れませんね。X941をRADI0にしてQSVやるとメモリ帯域の影響が見えてくるかも、と思いました。

    それと、Windowsの認証は電話認証は如何でしょうか?
  • Picardさん

    2015/09/01

    sorrowさん コメントありがとうございます。

    書き方が不味くて申し訳ありません。
    XP941は、容量512GBのSSDで、これを2枚使ってRAID-0を試みました。
    本来であれば、1TBなのですが、953.9GB(BIOS画面参照)の容量になっています。
    本文では、丸めて954GBと記載しました。

    申し訳ありません。

    起動ドライブに関しては、BIOSに期待するしかありませんね。

    QSVに関しては、DDR4メモリが効くのではないかと私も期待していました。
    今度OCして再度チャレンジしてみます。

    Windowsの電話認証は、どこかに番号が出てました?
    Microsoft Officeでは、何度か電話認証をしたことがあるのですが、その時はアプリに電話番号が表示されていました。
    Windows 10も、どこかに電話番号が表示されるのでしょうね!今度探してみます。

    今回は、認証がうまくいかなかったら、アプリストアに行ってIDを指定してください。みたいなのが出たのですが、アプリストアに行ったら、新しいプロダクトIDを購入するように表示されました。
  • Picardさん

    2015/09/01

    sorrowさん 失礼しました。

    Crystal Disk Markをご覧になって、256GB SSDと判断されたのでしょうか?
    512GBのSSDですが、システムバックアップを取って他のSSDにレストアする際に、コンパクトなほうが色々なSSDにレストアできるので、200GBしか容量を確保しないで使っています。
    今回も、Windows 10にアップグレードを試みた時も、256GB SSDにシステムをレストアして試みました。

    現在は未使用ですが、必要であれば、領域確保して別のドライブレターを割り当てるつもりです。
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