では、実際にAcronis True Imge for Macを使って行きたいと思います。

設定方法はとても簡単で、左下の＋を押せばバックアップに使用するHDDを選択するためのウィンドウがポップアップしてきます。バックアップする予定のHDDまたはクラウド・ストレージを選択します。あとは、簡単で右下のボタンを押せば自動的にバックアップが開始されます。

また、真中下部にあるギミックマーク付きの設定ボタンでバックアップのスケジュールを設定したり、バックアップデータの暗号化などの設定ができます。

このソフトは、HDDのフォーマット形式がHFS,HFS+、FAT、FAT32,exFATがあり一つのHDDをMacのバックアップ領域だけで占有するのではなく、Windowsでも同じHDDを使えるのが嬉しいかなｗ

 【Mac OS 標準搭載のTime Machineとの比較】

ソフト自体の操作性

タイムマシンは、Macのメニューバーから時計みたいなマークをクリックして起動します。その後は簡単で、バックアップ先のディスクを選びバックアップをするわけですが、ここで一つ問題が有ります。Time Machineではウィンドウの中に今すぐ実行のボタンが無いわけです。無論左の写真のようにメニューバーでタイムマシンの項目で今すぐバックアップを作成をクリックすれば出来ますけど。しかし、Acronisの場合は同じウィンドウの右下にバックアップボタンがあるので初心者にやさしい設計になっています。

ファイルのレストア(復元)のしやすさ

Time Machineの場合

Acronis True Image for Macの場合

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 Time Machineを使ってて思うんですが、バックアップするにもファイルのリカバリをするのにもメニューバーからのアクセスが必要不可欠だと思えてしょうがない。その点、Acronis True Image for Macについてはそんなことは全くない。一部例外があるが、一つのウィンドウだけですべてのことができてしまう。ちょっとした違いだか、何故かそんなん細かいところに目が行ってしまう。しかしながら、機能面で見れば全く互角であるといえる。Time MachineもAcronisのバックアップツールも最初は自分でフルバックアップをしなければいけないが、一度やってしまえば後はスケジュール設定で勝手に自動でバックアップしてくれるし、レストアもファイル単位でのリカバリが可能だし、フルレストアも出来る。その時点では、両者とも全く差はないと思う。

実際にAcronis True Image for Macを使ってみて思ったことは、とても完成されていて使い易いソフトだと思った。がしかし、フルバックアップに対して差分・増分バックアップをしてくれる機能は確かにありがたいのだが、すべて自動でソフトが判断して行っているので利用しているユーザーからしてみれば中身はどうなっているのか分からない。その部分に関して、僕は自分である程度設定できる余地を残しておいてもいいのかなと思ってたりする。勿論だが、それはある程度自分で何でもこなせることを前提にしている訳だが…  今回は、レビュー品の比較としてTime Machineだけを比較対象にしてレビューしたのだが、やっぱりこっちのほうが使いやすいと実感した。機能的には両者とも普通に使うぶんには差が無いのだが、なんというか…こっちのほうがまとまりがあっていいと思う。だって、ほぼ一つのウィンドウで作業が完結しちゃうから…　　こんなことも含めて、僕はこのソフトは改めて使い易いソフトだと思う。悪い点は、これから改善していけると思うしｗ