レビューメディア「ジグソー」

GeForce GTX TITANと比較して遜色ないその性能には超満足!!

そろそろ新しいグラフィックカードが欲しいとは、
ず~~~っと考えていたんですが、ASUS MARS3を待つ身としては、
さくっとグラボを買っちゃうと後で困ることになるなぁと考え、
GeForce GTX TITAN をスルーしましたが、いつまでたってもMARS3の情報が
出てこないので、MARS3を諦めてグラフィックカードを買う事にしました。

といっても、GeForce GTX TITAN の価格は高く、費用対効果も
科学計算的なソフトを使わないので、見込めず、これは処分特価に
なったGTX 680でごまかそうかなぁ・・・と考えてました。

考えてはいましたが、GTX 680を手に入れた後でも
やっぱり新型が欲しいって事を思い続けたので、
GTX 780の中で良いモデルを探す事にしました。

ポイントは3つです。
1.コアクロックとブーストクロックがオーバークロックされている物
2.メモリクロックもデフォルトでオーバークロックされている物
3.GTX TITANに追いつくことが出来そうな物

このポイントを満たすグラボは実は少なく、特に、「2」の項目の
メモリをオーバークロックしているモデルは、「EVGA」「Inno3D」の
2メーカーしかなく、そして、大好きなEVGAは
国内代理店の統合後、新製品の販売に対して非常にやる気がない為、
本当に欲しいモデルを手に入れる事が出来ません・・・(泣)

※2013年8月中旬時点では「ZOTAC」がAMP!版を出すようなので
 ようやく選択肢が3メーカーとなりました。

「Inno3D」のグラボって買った事が無いなぁと思い調べましたが、
どうも最近代理店に㈱アイティシーがなったらしく、
保証も3年、よくパーツを買うお店も長年取引があり、安心できる
所って事だったので、購入することにしました!!

注文してから入荷まで3週間かかるって事だったので、ワクワクと
待っていましたが、急に入荷したらしく、2週間で入手する事ができました!!



箱はそこそこデッカイです。



ここがポイント!!
コアクロック:ベース 1000MHz / ブースト 1040MHz
 @実働 1008MHz / 1048MHz
メモリクロック:6200MHz
 @実働 6208MHz
保証期間 「3」年!!

デフォルトで1ギガヘルツ越えですよ!!

元々のリファレンススペックだと、
「ベース863MHz / ブースト900MHz」なのでかなり
オーバークロックされていることになります。

そして、大注目のメモリクロック6200MHz!!
デフォルトは6000MHzであり、他のメーカーはGTX 680時代から探してみても
此処をオーバークロックしたモデルは出したくない傾向のようです。
やはり、メモリのOCまですると、使える個体が絞られてくるんでしょうかね?

さらにさらに、上記のような性能にアップグレードされている上で、
保証期間が3年なんです。
普通は1年程度ですよね、代理店さんがグラボを保証してくれるのは。
流石っす~といいたいですが、その分金額も高めなので、
長年の保証と、最高のパフォーマンスを追加投資で購入という形になります。



さてさて、箱を取り出してみますと、iChiLLシリーズ専用の箱のようです。
※iChiLLシリーズは、Inno3Dのモデルの中でもOC版の特別モデルシリーズです。
『サイト』を見ますと・・・どこかで見たような水冷+空冷モデルとかも
 あったりしますので、某エル○さんと関係ありそうですね。



3連ファンのグラボがそのまま入ってます。
帯電防止袋に入っていなかったのがちょっぴり驚きだったり・・・



付属品はいろいろありまして、
3DMarkのクーポンコードだったり、
専用マウスパットなんかもついてます。



こんなアクリルプレートがついてるんですが・・・


此処に取り付けます。


実はここ、光ります!!
好きな絵とか入れれるように何も書いていない
プレートが付属してるんです!!
光物好きな方には垂涎のオプションですよね。


背面にはがっちりとしたバックプレートがついています。
コレは冷却のためでもあるでしょうし、保護の観点からも
付属してくれていてうれしいですね~。


3連ファンという超ド級なアイテムの為、3スロット構成ですが、
PICIスロットに差し込むのは2スロットとなっています。
端子はデフォルトのDVIx2+HDMI+Displayportです。


さくっと組み込みましたけど、ケースと干渉ギリギリです。
差し入れるときはちょっと下にずらして斜めにして
入れないと、入らなかったりします。
最初、MARS2と同じく入らない?!と思って焦りました(笑)


電源ON!!で光ってます。



かなり明るく光るので、カスタムする方はやりがいありますし、
側面が見えるケースの場合は目立って良いですね~。

さて、此処までが、良い点です。
残念な点も少々。。。
といっても私の個体だけなのかもしれませんが・・・


赤い丸で囲ったところ、わかりますでしょうか?
これ、どうも接着剤のひげ?がついているみたいなんですよね。
確かに、入っていた箱には、なぜか内側に接着剤を塗った後が
あるんですが、何も貼りついていなかったり・・・

謎な形ではありますが、ちょっとメーカーさんか
代理店さんの商品管理については、「喝」を入れたいですね。

■~■~■~■~■~■~■~■~■~■~■~■~■~■~■~■~■
それでは、さっそく性能確認からしてみましょう。

今回性能確認するシステムの構成は下記のとおりです。

CPU:Core i7-4770K
メモリ:F3-2666C10D-8GTXD
マザーボード:ASRock Z87 Extreme6
GPU:iChill GeForce GTX 780 HerculeZ X3 Ultra
  比較対象 : N680GTX Twin Frozr 2GD5/OC
システムドライブ:Crucial CT128M4SSD2
データドライブ:Crucial CT128M4SSD2
OS:Windows 7 Ultimate 64bit版

なお、メモリのクロックがどの程度結果に影響するか確認するために、
(nomal) = メモリクロック 1333MHz
(2666) = メモリクロック 2666MHz
という形で計測をしています。

また、NVIDIAコントロールパネルの3D設定の管理において、
レンダリング前最大フレーム数を1に設定、
デスクトップのサイズと位置の調整において、
スケーリングをグラボで行うように上書きのチェックONを
設定したうえで、ベンチマークするソフトのプロパティにおいて
デスクトップコンポジションを無効にするをチェック入れて計測しています。

※理論上、上記の設定でモニタ表示遅延などが改善するゲーム仕様となる・・・はずです。
 数値への影響は・・・ちょっぴり不明ですw

そして、PhysXの項目はAutoではなく、CPUを指定しています。

~~~ Windows 7 エクスペリエンス インデックス ~~~
Windows 7には現状のマシンスペックを相対的に性能を数値化できる
エクスペリエンスインデックス機能があります。

全ての数値を満遍なく満点に近い数値を取れることで、
『相対的』にスペックの高いPCと判断します。

※絶対値での判定ではないので、あくまでも参考値となりますが
 高いほど総合的に良いマシンって事になります。

今回のマシン構成では、下記の判定となりました!!


これ、比較用のGPUに入れ替え前と実は変わりません・・・
GTX 680クラスがあればWindowsの動きとしては満点ですからねぇ・・・

~~~ 動作クロック確認 ~~~
負荷をかけた場合、どの程度まで自動的にクロックが上がるのか確認してみます。
今回は、GPU-Zにて確認してみましょう。


なんと、コアクロックは1058.2MHzまでアップしていますね!!
ちょっと熱がこもってくると、1048MHzになったりしますが、
それでもメーカー公証値を満たしてます!!

メモリクロックは 1552.5 x4 = 6210MHzです。
こちらも公証値を満たしています!!

何度か負荷をかけたり、止めたりを繰り返しましたが、
少なくともコアクロック1048MHzにはなりますので、
デフォルト値のGTX 780からすると、かなりスペックアップしていますし、
これがOC設定をしなくても実現できているって点が最高です。

~~~~~~~~~ CINEBENCH R11.5 ~~~~~~~~~

CINEBENCH R11.5は定番の描画系の定番ベンチマークソフトです。
GPUのOpenGL性能を確認してみましょう。





PC側のメモリクロックを変えても影響はないはずなんですが、
多少誤差が出てしまっていますね。
これは、計測の揺らぎでしょう。

結論としては、GTX 680からすると、ちょっぴりアップという結果です。

~~~~~~~~ Futuremark 3DMark06 ~~~~~~~~

3DMark06 Build 1.2.0でベンチマーク確認した結果です。





処理負荷が低いために、GTX 680と比べてあまり伸びが感じられない
結果となっていますね。

~~~~~~~~ Futuremark 3DMark VANTAGE ~~~~~~~~
このソフトはDirectX10以降専用のソフトなので、
最近発売されているゲームを動作させる場合の有効な指標の1つと考えられますね。

まずは、Performance(画面サイズ:1280x1024ドット:ミドルクラスPCを想定)の実行結果です。






3DMarkサイトさん曰く・・・HighEnd Gaming PCでGTX Titan積んだモデルが
出すと想定される結果より上ですとの事!!

次は、Extreme(画面サイズ1920x1200ドット:ハイエンドPCを想定)の実行結果です。






またまた3DMarkサイトさん曰く・・・Titan想定ポイントよりも上ですとの事!!

うれしいです、非常にうれしい結果が出ています!

全体を通して結果を見ると、負荷がそこまで高くないゲームの場合、
GTX 680比較で大体15%ぐらいの性能アップ!!
負荷が高いゲームの場合、GTX 680比較で25%ぐらい性能アップが
見込まれるって事ですね。

負荷が高いゲームに対してのアドバンテージが高いってのが印象的ですね。
ちゃんと性能UPしてますよって事ですよね!!

~~~~~~~~ Futuremark 3DMark 11 ~~~~~~~~
3DMark 11は負荷の高いベンチマークソフトです。

DirectX11対応のベンチマークソフトで、かなり性能を要求する
ベンチマークソフトに仕上がっており最新のそして、
一番性能を要求するゲームを動かす指標として
最適なベンチマークの一つですね。

まずは、Performance(画面サイズ:1280x720ドット)の実行結果です。






次は、Extreme(画面サイズ1920x1080ドット)の実行結果です。






このベンチマークでもTITANさんよりも良い結果が出てますよって
3DMarkのサイトは示してくれていますね。

全体を通して結果を見ると、負荷がそこまで高くないゲームの場合、
GTX 680比較で大体20%ぐらいの性能アップ!!
負荷が高いゲームの場合、GTX 680比較で30%ぐらい性能アップが
見込まれるって事ですね。

此処まで性能アップするとは・・・正直なところすごいの一言しか
出てきませんね。

一般的に総合的な結果として、GTX 680 ⇒ GTX 780が20%UP位と
いわれますので、オーバークロック版の為、さらにいい結果が
出ているという事でしょうね。

~~~~~~~~ Futuremark 3DMark ~~~~~~~~
3DMarkは最新のベンチマークソフトであり、モバイルPC、ノートPC、
ハイエンドPCの3パターンのベンチマークが統合され、
色々なPCでのゲームスタイルを計測できるベンチマークとして
出来ています。






此処で注目すべきは、やはりハイエンドなゲームPCを想定した
「Fire Strike」ですね。

数値を見てみますと、やはりというべきでしょうか、GTX 680比較で
ぐ~んと数値が上がっていることがわかります。
総合的に27%程度の性能UPと言えそうです。

なかなかいい数値が出ているな~というところですが、
残念なお知らせがあります。
このベンチマークにおいては、GTX TITAN想定のスコアを
超えることが出来ませんでした。
非常に悔しいですね~。

でも、ほぼニアリーな数値と見ることもできますので、
GTX 780にしては、よくできたGPUって事になると思います。


~~~~~~~~ TMPGEnc Video Mastering Works 5 ~~~~~~~~
TMPGEnc Video Mastering Works 5は動画編集ソフトですが、
CUDAというGPUを演算に使う方法で、映像にフィルタを計算させることができます。

GPU性能UPがどこまで影響があるのか気になりますよね!!

というわけで、3つのパターンにおいて、30分の映像をiPod用に編集する時間に
どの程度の差が出るのか確認してみました!!
「映像ノイズ除去」「輪郭強調」「音声ノイズ除去」の3つのフィルタを適用し、
動画編集時間にどの程度の差が出るのか見てみましょう。





非常に面白い結果が出てきましたね。
まず、メモリクロック1333MHzの状態でGPUをGTX 680 ⇒ GTX 780へ更新すると
4分24秒の短縮となります。
そして、此処でメモリを2666MHzの状態へアップすると、さらに5分7秒短縮できます。

正直なところ、ここまで明確な差が出てしまうとは思ってもみませんでした。

例えばです、一般的に販売されているPCや、BTOのPCの場合、
メモリの搭載容量までは気にしていますが、クロックは最低限の物(1333MHz)が
搭載されていることが多いわけです。

BTOとかでは、軽いオンラインゲーム向けのモデルの場合、グラフィックカードが
GTX 680以下の性能の物が乗っていることがほとんどです。

この場合において、グラフィックカードをこのモデルにする事でCUDA能力をUPさせ、
メモリを高速な物に変える事でCPUの総合的な処理能力を上げる事で
TMPGEnc Video Mastering Works 5の出力時間に20%以上の時間差が出てきてしまうわけですよね。

CUDAとCPUを併用して計算するソフトの場合、バランスよくハイエンドな
パーツに交換する事で、より良い結果を得ることができますね~!!

★★★★★ 総括 ★★★★★
一番いい性能のピカ一なモデルを頼む!!って事でこのグラフィックカードを
入手しましたが、ベンチマーク結果から非常に優秀な結果を見る事が出来て
うれしいですね。

GTX TITANに対して、一部ベンチマークで下剋上出来ています!!
ゲームでの使用時も結果に期待してよいと言って間違いないですね。

実際使用してみた感じとしては、FANの騒音は、3つもFANを搭載していますが静かです。
処理負荷が高い場合には、コイル泣きのような感じでキュ~って言いますが
どのモデルでもそんな感じだと思うので、この点は我慢しましょう。

性能は満足なので、後はこれでどのゲームをするかって事を悩むぐらいですよね。

それに、GTX TITANを買うお金より3~4万円お安い値段で、ほぼ近似値以上の結果を
得ることができているのもお買い得感高いです。

PCケースサイズと電源の性能が満たすのであれば、このモデルは
GTX 780としては高いモデルにはなってしまいますが長く良い性能を
発揮してくれるモデルとなるので超オススメですよ!!
  • 購入金額

    83,800円

  • 購入日

    2013年08月08日

  • 購入場所

30人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • Picardさん

    2013/08/17

    お盆休みに間に合いましたね!
    おめでとうございます。その
  • garpさん

    2013/08/17

    ほんと、ギリギリで届いたのでお盆休みに間に合いました!
    後はこのゲームPCで楽しむだけです~!!

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