発売時から，コストパフォーマンスの高かったマザーボードの1枚でしたが，9シリーズチップセットの発売で，今では在庫処分のZ87になっています．
　特にC1ステッピングの発売初期のものは，こんな値段でいいの？と思われるものがあります． その1枚が，これです．
　1世代前とかC1ステッピングを考慮しても，スペックに満足できれば，コスパ最高のマザーボードです．現世代のZ97とほとんど変わりません．
※C1ステッピングは，USB3.0復帰に不具合を抱えています．

　悪魔の相手は，やっぱりZなので，H87からZ87へ乗り換です．

　昨年のプレミアムレビューで，i5-4670K＋H87 Performanceの組み合わせでスタートしました．

　そして，今年，リフレッシュして，i5-4690K＋H87 Performanceになりました．

　H87 Performanceはすごくコスパが良く，K付きCPUも使いこなせますが，OC設定がオーバーライドモード固定で，メモリがDDR3-1600までなど，制限があります．

　そこで，CPUがリフレッシュしたことですし，M/Bもリフレッシュして，メインPCに昇格させてしまおうと画策しました．

　ベースがASRockのH87 Performanceなので，同じASRockを対象にして，コスパ最高のものを選択しました．
　なので，Z97ではなく，Z87．Extreme6ではなく，Extreme4です．
　GA-Z87-UD3Hも考えましたが，UD3HはALC898だったのと，リファブ扱いExtreme4のほうが安かったので，Extreme4としました．

　Extreme4には，PCIスロットが2本あるというのも決め手です．　

　交換後に気がついたのですが，搭載デバイスがほぼ同じなので，新たにドライバーのinstが不要でした．

　最新Z97モデルでもなく，しかもC1ステッピングのままですが，スペックを考えれば，これ以上望むものはありません．
　C1ステッピングも，問題になるような使い方はしないはずなので，値段に負けて妥協しました．
C1ステッピングなのでBIOSが古い可能性もありましたが，i5-4670Kがあるので，面倒ですが一度取り付けて，updateする計画でした．
　実際，BIOS（UEFI)確認すると，最新のP3.00になっていました．付属品は，すべて揃っており，未使用状態です．

　一応，Extreme6とExtreme4の違いを列挙しておきます．
・Extreme6は，MOSFETがデュアルスタック
・Extreme4は，モニターD-SUB出力がある
・Extreme6は，デュアルLAN
・Extreme6は，mini-PCIeスロットがある
・Extreme6は，SLI用電源コネクタがある
・CMOSクリアSWが，Extreme6は背面パネル，Extreme4はボード上．
・Extreme６は，USB3.0パネルの付属品がつく

　デュアルLANが必要なら，Extreme6で決まりです．SLI/CFXにしなくても，OCをしなくても，Exreme6になります．
　iGPUまたはシングルGPUで，ギリギリのOCをしないなら，Extreme4で決まりです．PCケースがUSB3.0対応なら，付属品は要りません．
　上記違い以外はすべてハイエンドのExtreme6と共通仕様ですから，通常使用（シングルLAN＆GPU）においては，Extreme4で十分であり，コスパが非常に高いことがわかります．

　チップセットがZ87かH87かの違いはありますが，基本的な部分はH87 Performanceと同じですので，こちらのレビューを参考にしてください．

　PC構成は，i5-4690Kでレビューした状態をそのまま移植しましたので，こちらを見てください．

　ただ，メモリだけは，DDR3-1600からDDR3-2133に変更しています．

　それでは，Z87になった事による違いで一番気になるOC性能を見てみます．

　自動OCでは，4.3GHzまでOKでした．そのままの設定でクロックアップさせていくと，4.7GHzでハングアップしました．

　※詳細は，後日，追記します．

　Z87は，クロックも変更できますし，アダプティブモードも使えますから，常用OCには有利です．オーバーライドモードはOC耐性は高いですが，エコではなく，温度上昇もあるので，常用OCはオススメできません．

　H87 Performanceは，i5-4670Kの組み合わせに戻して，最小構成で，実環境でのWindows10の検証マシンでも組みましょうか．．．