レビューメディア「ジグソー」

一時期話題となった"GENOフォン"

一時期秋葉原のPC系ショップGENOで大量に格安販売されたことから、「GENOフォン」と呼ばれることもあった製品です。

assistplanというブランドも、或いはヘッドバンド部に印刷されているSIMONというブランドも、ヘッドフォンのブランドとして聞いたことはありませんが、CCAW(銅クラッドアルミ線)ボイスコイルやネオジウムマグネットという特徴はオーディオテクニカの製品でお馴染みのものであり、データ特性から判断する限りではATH-PRO5と同等のものということになりそうです。ATH-PRO5は当時5千円台程度で販売されていた製品ですから、それと同等の製品がこの値段であれば、恐ろしくコストパフォーマンスが高いということになります。

ATH-PRO5とのデザイン以外での外観上の違いは、ハウジング形状です。ATH-PRO5は縦長の楕円形ですが、SH-HP08はほぼ円形となっています。

音質についてはATH-PRO5の方は所有していませんので直接の比較は出来ませんが、Nakamichi SP-K300(これもATH-PRO5または兄弟機ベースのOEM品といわれています)は持っていますので、それと比較する限りにおいては、やはり音質の基本的な傾向はよく似ているといって良いでしょう。超低域や超高域といった部分はそれほど出ていませんが、それよりやや内側となる帯域は強調気味に出ていて一見するときちんとレンジ感が出ていそうに感じる音質です。

アコースティック系の曲やクラシックをゆったりと楽しむのには全く向きませんが、オーディオ的な質の低い、多くのJ-POPなどは派手さが乗ってむしろ鮮烈に聞こえます。

SP-K300とSH-HP08を直接比較すると、SH-HP08の方が少し派手さがきつい気がします。ハウジング形状の差なのか、低域の量感はSP-K300が勝りますし高域の派手さも少し落ち着く傾向があります。もっとも、これは使用時間の差が影響しているだけかもしれませんが。

リスニング用に使おうという気にはなりませんが、録音用のモニターなどでは十分に使える水準の製品であり、1,000円以下で売っていれば文句ないコストパフォーマンスの持ち主ということが出来るでしょう。あとで買い足そうと思っているうちに入手不能となってしまい、少し後悔した製品です。
  • 購入金額

    999円

  • 購入日

    2009年07月22日

  • 購入場所

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