レビューメディア「ジグソー」

小型ボディで高倍率

現在持ち歩き用に使っている、SONY Cybershot DSC-WX1を買う前に使っていたコンパクトデジカメです。それまで色々デジカメを買い足していても、常用していたのはSANYO DSC-MZ3のままでした。

しかし、いい加減にもう少しコンパクトで、使い勝手の良い機種に入れ替えたいと思い、当時実売価格2万円前後で売られていた、各社の売れ筋商品の中から候補機を探していました。

展示品などを使ってみて、比較的好印象だったのはSONY DSC-W170、Canon IXY DIGITAL 910IS、FUJIFILM FinePix f100fd辺りでしたが、結局買ったのはそのどれでもない、RICOH Caplio R7でした。

購入するための条件としてあげていたのは、

・広角は少なくとも28mm以下
・望遠は100mm以上(但し広角の方をより優先)
・手ブレ補正装備
・持ち運びに困らない大きさと重さ

という点だったのですが、好印象として挙げた機種はいずれも条件をほぼ満たしています。ただ、いずれも決め手を欠いていた中でCaplio R7が目立ったのは、35mm判換算で28-200mmという、(当時の)コンパクトデジカメとしては高い倍率を誇るレンズでした。他社製品は望遠端は110mm前後でしたので。

使ってみると28-200mmという画角のレンズは、この1台で賄おうとするにはなかなか良いものでした。ただ、広い焦点距離をカバーするべくズームを高速で動かすと、丁度良い画角に固定するのに慣れは必要でした。少々動きががさつすぎたのです。

RICOHのCaplioシリーズらしく、マクロ撮影に強みがあり、被写体との距離は最短で1cmまで寄ることが出来ました。実際にどこまでの接写を行う機会はありませんでしたが…。

一方、少々物足りなさを覚えたのは手ブレ補正機能でした。CCDシフト型であったのでそれほど改善効果が高くないことは理解していましたが、実際に使ってみると予想以上に手ぶれ防止効果は感じられませんでした。

比較的小さなボディに、高倍率ズームレンズや流行の機能を多く盛り込んだ意欲的な製品だったと思うのですが、あらゆる部分が荒削りのまま発売されてしまったという印象を受けた製品です。ただ、後継モデルのRICOH R8は大きく重くなってしまいましたし、価格帯も上がってしまったことを考えると、このボディかつこの価格の製品への実装としては、このぐらいが限度だったのかなとも思わされます。
  • 購入金額

    22,600円

  • 購入日

    2008年09月06日

  • 購入場所

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