ソフトバンクのデジタルフォトフレーム”PhotoVision 008HW”です。

以前から動画再生機能が気になったていたので中古品（新古品）を掴んでみました。

●SoftBank PhotoVision 008HW

ソフトバンクのデジタルフォトフレーム。

 Huawei製でandroid 2.2.2ベースのようです。

端子類は専用ACアダプター端子、SIMスロット、SDHCカードスロットのみ。

バッテリーは内臓されていないので専用端子のACアダプターによる電源供給が必要です。

Wi-Fiは無しのためファームウェア更新はSIMカード（と回線契約）が必要になります。

＜対応メディアファイル形式＞

・静止画：JPEG、GIF、BMP、PNG
・動画：MP4、3GP、3GP2
・音声：MP3、WAV、MIDI、Ogg

●液晶

液晶パネルは9インチのワイドVGA（480×800ドット）でタッチパネルではありません。

TNパネルのため上方法から覗くと白っぽく、下方向から覗くと画面が暗くなります。

輝度（設定で3段階に調整可能）と応答速度は十分です。

発色もTNパネルとしてみれば悪くないです。

●動画再生機能

フォトフレームですが動画ファイルの再生に対応しています。

再生できるファイル形式は”MP4、3GP、3GP2”の3種類。

残念ながら現在主流のH.264は対応していません。

HandBrakeでMPEG-4形式（音性はAAC）800x450ドットの動画ファイルを作成してみたところ問題なく再生できました。

動画再生中は輝度やアスペクト非の設定はできないようです。加えてタッチパネルでないので見たいシーンから再生はできないようです。（”＜”と ”＞”の長押しで約1分間隔でのスキップ可能。）

アスペクト比率は設定画面から”全画面、等倍、100%、200%、300%”から設定可能です。

●スピーカー

本体裏側にステレオスピーカーが搭載されています。

音質はそれなりですが音量は大きめで悪くないです。

●SDカードスロット

SDカードスロットはSDHCまでの対応で32GBまで読み込みできます。

FAT32でフォーマットしたSDXC 128GBは読み込みできませんでした。

●気になった点など

SIM無し運用では右上の圏外マーク（？）が表示されてしまうので若干気になります。

 音性出力（ヘッドフォン出力）端子がありません。

●感想

タッチパネルではないので操作性は非常に悪いです。androidベースですがgoogleストアアプリは利用不可能。SoCが非力なようでレスポンスも良いとは言えません。

動画再生に関してはMPEG-4形式に変換が必要のためメディアプレイヤーとしてみると微妙ですが、それなりに高画質な動画を再生できるので”動画も再生できるフォトフレーム”として考えると悪くないと思います。今回は1,080円で入手したので満足ですが5千円近く出せる製品ではありません。中古品などで低価格で販売されていたらお勧めです。