レビューメディア「ジグソー」

せいおん!なハイエンドマシン

DOSPARAさんのPCが当たりました。レビューの結果いただけたものとはいえ、
最新鋭のPCが一台レビューできるとはとても光栄に感じます。

まずこのモデルはCore i7 2600と、GTX570が搭載された最新モデルのBTOパソコンです。
ケースのふたをあけて、内部を見てみると、ASRockのマザーが使われているようです。
もちろん、SATA 6Gbps対応品ですので、安心して使えますね。ASRock自体も値段が手ごろなモデルが多く、BTOにも採用されていることが多いようです。
個人的にも知人のPCなどにASRockを選択することがありますし、おすすめできるメーカーと言えます。
またマザーを見てみると、固定コンデンサと思われるものが多く使われており、スペースも十分、
拡張を考えた時にも使いやすそうです。

BTOモデルだけあり、内部配線はとてもきれいにまとまっています。
これならファンが少なくても内部の冷却効率は良いと思われます。

ケース前面にはカードリーダーとUSB3.0ポートも2個搭載されています。
起動が遅くなるのでOCer的にカードリーダーはない方が(外付け)いいのですが、
一般ユーザーはデジカメのメディアを読み書きできるのでうれしいと思います。

電源には720Wの高出力モデルが採用されています。グラフィックカードがハイエンドなので、それに対応するためのものでしょう。

余談ですが箱の中にはZigsowのNano/Picoのキャラクターシールが入っていました。
さすがにケースに貼るのはためらわれたものの(苦笑)、何かに使いたいですね。
でもこういうのって、張らずにとっておきたいものなんですよね。
さらに余談になりますが子供のころ、ビックリマンシールをペタペタ貼っている人が信じられなかった自分ですから。。。

閑話休題。
最初に、FF14推奨認定を受けているということで、FF14ベンチマークを回してみました。

*FF14LOW設定
FF14-LOW
FF14-LOW



*FF14HIGH設定
FF14 HIGH設定
FF14 HIGH設定


さすがにGTX570だけあって、OCしていなくても良いスコアが出ています。
FF14オフィシャルベンチマーク
によれば、
【5500~7999】 とても快適
とても快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めに設定しても、とても快適に動作すると思われます。
【4500~5499】 快適
快適な動作が見込めます。描画クオリティを高めにしても快適に動作すると思われます。

とされていますので、HIGHでもこの数値という事で、十分満足し、快適に遊べるスコアと言えるでしょう。

HDDにはSeagate製の2TBモデルが採用されています。
HDDの速度を計測するために…
Crystal Disk Mark ナノピコ
Crystal Disk Mark ナノピコ

Zigsow謹製のアプリ、使ってみました!

ランダムは仕方ないですが、Read/Write共に貢献していますね。

*3DMARK06
3DMARK06
3DMARK06

DX9世代のスコアを計測。

*Unigine Heaven
Unigine Heaven
Unigine Heaven

DX11世代のスコアを計測。

*Windows Index Score
Windows Index Score
Windows Index Score


ストレージでスコアが落ちている感じ。他は及第点以上でしょう。

*H264エンコードテスト
手持ちのCore i7 980@4.2GHzと比較してみました。
H264 標準画質ベンチ
H264 標準画質ベンチ


H264 HD画質ベンチ
H264 HD画質ベンチ


980Xは6コア/12スレッドで、かつOC状態ですので、4コア・8スレッドの本機は、CPUのエンコード補正が効いていることもあり、フレームレートとしては非常に健闘していると言えるのではないでしょうか。

*メリット*
○ハイエンドVGA(GTX570)搭載で、全部入りの最新モデルと考えると価格がお値ごろ
○騒音がとても静か
起動していてもほとんどファンの音がしません。このスペックで、この音は誰が使っても静かに使えるでしょう、インテリアとして最適。
○液晶以外全部入り
FF14パッケージ、アンチウイルスソフト(90日体験版)、キーボード、マウス、OSディスク、マニュアルなど
全て完備されています。
○エンコード補正が使える
○HDDが2TB

*デメリット*
○オーバークロックできない
当たり前ですが、HチップセットなのでCPUオーバークロックができません。
定格ではせっかくのCore i7 2600の真価も発揮しきれません。
参考までにCINEBENCH R11.5で、
Core i7 2600(本PC、3.4GHz) → 6.95
Core i7 920(4Ghz) → 7.10
と、同じ4コア/8スレッドでもクロック差によりスコアに差がついてしまっています。
ただし

○HDDのため、動作が遅く感じる
Crystal Diskmarkの計測値からもわかるとおり、SSDに比べるとランダム数値は当然劣ります。
そのため、普段からストレージにSSDを使っている方からすると、動作がもたつくように感じるかもしれません。
できれば安価なC300/400あたりのSSDを2基増設して、Raidにしたほうがストレスなく使えそうです。


○冷却機構が弱すぎる
冷却ファンがほとんどついていない(CPUのみ)ため、静かなのはいいんですが、
夏場が心配です。

**総評**
よく言えば「安くて出来上がってるPC」悪く言えば「面白味のないPC」。
価値観はそれぞれですが、OCerからすると今一つ。
ただし完成度は高いです。あくまでオーバークロックを日常的にしている+ハイエンドパーツばかりでそろえている観点からの意見で、一般的な用途やゲーム、エンコードなど幅広いステージで大活躍できるマシンと思います。

普段から騒音PC(笑)を使っているから、よけい感じるのかもしれませんが、
本当に音がほとんどしません。かといって冷えていないかというと、Core Temp読みで
最高負荷時でも70度程度なので、OCできないこのモデルであれば十分な数値かと思います。
ただ、気温が低いうちはいいのですが、真夏になると+10~15度は増えるでしょうから
できればファンを増設しておきたいところです。サイドケースには12cmFANを2個増設できます。

FF14でHIGH5000Overが標準で出せるところから、どんなゲームでもまず間違いなく快適に動くと思ってよさそうです。
OCしないが、ゲームを快適に遊びたい、というユーザーには値段的にとても買いやすく、安心できるモデルと思いました。

コメント (15)

  • HiMaTatsuさん

    2011/04/23

    CPUクーラーを換えたくなります(^_^;)
    負荷をかけると、それなりの音が・・・