これまでPCでは2.1chのスピーカーを使用していたが、高音域と低音域のバランスの悪さを感じるようになったので、買い換えようと思った。

店頭で色々なスピーカーを聞き比べたが、篭った音がする物が多いように感じた。
最終的に候補として残ったのは、ONKYO、BEHRINGER、FOSTEX社製のスピーカーだった。
その中から選んだのが、このFOSTEX PM0.4n。すっきりとした音質のスピーカーという印象を持った。

 
【デザイン】
前面にはつまみ類が一切ないので、外観はすっきりとしている。
前面の左右の角が落としてあるのでやや丸みのあるデザインで、ピアノブラック調のカラーリングが落着いた感じがあっていい。
電源を入れるとFOSTEXの文字の横にあるランプが黄緑色に点灯する。

【サイズ】
外形寸法は、144（W）×220（H）×180（D）mm。

一般的なPC用スピーカーと比較するとやや大きめ。
ミニコンポのスピーカー程度のサイズというのがイメージとしては近いだろう。

【音質】
全体的にすっきり、明瞭感のある音質。高音域は広がり感があっていい。
Jazzではピアノは艶やかに、ハイハットやシンバルはシャープかつ響きのある音がする。
一方、低音域は多少弱い感じがする。
Rockでは低音域がやや籠もり気味で物足りなさがあるが、ドンシャリ系の音質ではないので、高・低音域のバランスという点では十分だ。

【使いやすさ】
各スピーカーにアンプ、音量調節つまみ、電源スイッチが付いている。コンセントは2穴必要。
スイッチ類が裏面にあるので、わざわざ手を回すのが面倒だが、元々音量や電源を裏面から直接的に管理するスピーカーではないのだろう。その点は仕方ないものとして割り切っている。
音量はサウンドカードのソフト上で調節すればOK。

【総評】
低音域にやや不満があるものの、価格帯からすれば十分に満足のいく製品である。
久々にPCでの音楽鑑賞が楽しめそうだ。

低音の響き方が気になったので、インシュレーターを購入した。

音に輪郭が出るようになり、抜けが良くなったような印象。