レビューメディア「ジグソー」

リビングPCにおすすめ。トラックボール付ワイヤレスミニキーボード

Lenovoのトラックボール付きマルチメディアミニキーボードです。

以前からリビング用PCの入力機器として

 ・ワイヤレス
 ・マウス操作機能付き
 ・コンパクト

なキーボードを探していました。

当初、この製品かLogicool diNovo Miniにしようか悩んでいたのですが、こちらは国内販売しておらず、diNovo Miniはその価格に躊躇していました。
いっそコンパクト性は諦めて、タッチパッド(トラックボール)付きワイヤレスフルサイズキーボードにしようかと思い始めていた矢先に、偶然この製品を国内で販売してるショップを発見、即購入いたしました。

【製品URL】
http://shop.lenovo.com/SEUILibrary/controller/e/web/LenovoPortal/en_US/catalog.workflow:item.detail?GroupID=38&Code=57Y6336&current-category-id=E9ADAEB6787146E29B78400A33E7FE8A&&hide_menu_area=yes

【基本仕様】
 ・QWERTY英語配列ミニキーボード
 ・マウス機能(2ボタン + トラックボール)
 ・2.4GHz RF波による10mのワイヤレス接続(USBドングル付属)


【パッケージ】
中国語>英語なパッケージです。おそらくそちらの国からの並行輸入品でしょう。

開封してみました

 ・製品本体
 ・単4電池x2
 ・説明書
 ・検品証明書

です。

あれ?USBドングルが無い?欠品?

と、一瞬焦りましたが、本体内にありました。(説明書にも書いてありました。)
という事で、USBドングルは本体内に収納出来ます。

【製品本体】
キーボード部分は変則英語配列です。

上端にはマイコンピュータ、オーディオコントロール、メディアプレイヤーのホットキーが付いています。
「Fn」機能を使って一部キーや記号を入力します。
「Fn」に「Ctrl + Alt + Delete」があるのは面白いですね。

導入は非常に簡単で、付属のUSBドングルをPCに接続、本体裏面のスイッチをONにするだけで、すぐに認識、使えるようになります。

標準のUSBキーボード、マウスとして認識されるようで、BIOSも問題なく操作できます。


早速、このレビューを本製品を使って入力してみました。
トラックボールは(慣れの問題もあって)細かな操作は難しいですが、ウィンドウ操作程度なら普通に使えます。実際に慣れてくると、カーソル操作はノートPCのタッチパッドより快適です。

キーボードは予想以上に打ちやすいです。スマートフォンなどのQWERTYキーボードと同じ感覚です。
携帯電話のボタンに比べるとやや反発の強い「プチッ」っとした押下感です。

英語配列なので、日本語環境でそのまま使うと製品のキー表記と実際のキー入力は一部異なります。
Windows上でAlt + ~で日本語切替をしようとしましたが出来ませんでした。
キー総押しで試したところ、「CAP」キーがそのまま「半角/全角」に割当てられていました。
(英語配列のキーボードドライバを入れた場合は当然キー割当ては変わると思います。)

不満に感じたのは「ホイール機能がない」事ですね。
PageUp/Downやカーソルキーで代替できますが、その為には両手を使う必要があります。Webブラウジングなどではちょっと不便に感じました。
また、「ファンクションキーが無い」です。「Fn」機能による割当もなく、本当に「無い」です。

使っていく中で気付きましたが、どうやらこの製品は

 ・右手で中央部を握り、親指でトラックボール操作、左手でキーボード補助
 ・キーボードメインで使う時は両手親指で

といった使い方を想定したデザインになっているようです。PageUp、PageDownキーがキーボード左端にある事からもそう思います。

ここまで文章を打って思い知りましたが、これはあくまでリモコン的な製品であって、長文を打つ用途には向きません。打てないことは無いですが疲れます。

また、文章を打つ途中で気付いたのですが、スペースキーの中央部を押すと無反応です。
どうやら、内部的に左右二つのボタンに分かれているらしく、左右どちらかに寄って打つ必要があるようです。


【+評価】
・キーボード部分が思いのほか打ち易い
・トラックボール部分も慣れてくれば使い易い
・標準USBキーボードとして認識するので、BIOSから使える
・薄くて高級感のある筐体は握り易く、機能的にも優れている

【-評価】
・ファンクションキー(F1~F12)は一切入力出来ない
・ホイール機能が無いのはやはり不便
・握り部分表面が光沢仕様
・スペースキーなど一部キーに無反応部分がある


あくまで補助的、限定的な入力機器として見た場合、非常に優れている。
ただし、本製品のみでPCの全操作をする事はおすすめできません。

リビングPCで、「ごろ寝でメディアプレイヤー」的な使い方をする時などにおすすめです。
  • 購入金額

    7,400円

  • 購入日

    2010年06月頃

  • 購入場所

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