レビューメディア「ジグソー」

大画面ゲーミングPCを作る

まずは今回レビューに選出していただいたzigsow様とintel様に感謝致します。
今回は大画面、大迫力のゲーミングPCを目指してみました。
使用したパーツ類は以下の通り。

CPU:レビュー品
PCケース:10,768円


電源:25,980円


マザーボード:23,810円


メモリ:11,500円


CPUクーラー:8,860円


SSD:レビュー品


グラフィックカード1:61,387円


グラフィックカード2:55,535円


blu-rayドライブ:流用


モニタ(?):流用


合計:197,840円

最初は余ってる470辺りを流用と考えてましたが
「FF14を快適に」というにはしんどいので580のSLI構成に。
これに伴って電源も強化する事になりました。
モニタは当初

これを使った3Dマシンも検討してたのですが、
SSを撮ってもイメージが伝わらないと判断し、変更しました。
アクティブシャッター式メガネで長時間プレイも厳しいですし。
そうこうしている内にどんどん膨らんでいって…IYHし過ぎですね。


完成したマシンはこんな感じです。
レビュー機_4
レビュー機_4

レビュー機_1
レビュー機_1
モニタがあると小さく感じますね。
レビュー機_2
レビュー機_2
流石に6畳間に52インチは迫力あります。
無駄に大きいと思われがちですが、慣れてしまうと普通に感じてしまいます。
内部はこんな感じ。
レビュー機_3
レビュー機_3



まず定格でのベンチマークを取ってみます。
3DMark06
875k_01.jpg
875k_01.jpg

3DMarkVantage
875k_02.jpg
875k_02.jpg

FF14ベンチLOW
875k_FF14_low_1.jpg
875k_FF14_low_1.jpg

FF14ベンチHIGH
875k_FF14_high_1.jpg
875k_FF14_high_1.jpg


Windpows7エクスペリエンスは
プロセッサ:7.6
メモリ:7.9
グラフィック:7.8
ゲーム用グラフィック:7.8
ハードディスク:7.7
で、これは定格もOC後も変化ありませんでした。
930で測定した時はグラフィックは7.9だったのですが、
やはり相対値になってるのでしょうか。

ではここからOCを開始していきたいと思います。
まずMaximus3Formulaには自動で適切なOCを設定してくれる機能がありますので、
そこから試していきます。
M3F_BIOS_OC
M3F_BIOS_OC

結果、ベース140MHzの27倍、3780MHzに設定されました。
一応定格からはある程度OCがされています。
また、Windows上からOCを設定してくれる、TurboV EVOという機能もありますので
こちらも試してみました。
TurboV_1
TurboV_1
TurboV_2
TurboV_2

結果はベース136MHzの27倍、3672MHzとなり、BIOSよりは若干低い値となりました。
一応、ある程度のOCまでであればこれらのツールを使うだけで手軽に行えると思います。
ですが、最適値を求めるには手動で試していく他ありません。
今回のお題は最高速でなくゲーミングPCでFF14を快適にプレイする事です。
ですので以下を念頭に置いて、実用範囲での最高速を探っていきます。

・目標はターボブーストoffで4GHz以上
・メモリは1800MHz@CL8以上
・CPU電圧は1.45v以下にする
・メモリ電圧は1.65v以下にする
・CPU温度は最大でも80度以下とする
・OCCTで1時間をクリアする

電圧に関しては無理に上げてダメージを与えない範囲を考えています。(若干盛る事にしました。)
メモリは1.70まで上げれば7-7-7-20でもmemtestを通るのですが、
OCCTでエラーを吐くので8-8-8-24で固定する事にしました。
そして4.0GHz~4.3GHz辺りをターゲットにOCCTで調べていった結果が以下です。
875k_oc
875k_oc
傾向として4.3GHzになった途端に電圧を必要とし、オーバーヒートし易くなるようです。
僅かに下げた4.29GHzなら1.4vでも動作する事を考えると
4.3GHz以上は電圧の割にリスクが高く感じます。
ですが、エラーでなくHotで落ちている事を考えると、
本格的な水冷ならもう少し上も狙えるのかもしれません。

今回はリスクを回避して4.29GHzを常用とし、以下の設定にしました。

CPU Clock:4290MHz
CPU Ratio:x26
BCLK Frequency:165MHz
DRAM Frequency:1980MHz(CL:8-8-8-24)
CPU Voltage:1.40v
DRAM Voltage:1.65v

4.29GHzでのベンチ結果です。
おおよそ40%くらいのスコアアップでしょうか。
FF14ベンチもLOWではかなりの上昇です。
HIGHはCPUが頭打ちなのかもしれません。
875k_07.jpg
875k_07.jpg

875k_08.jpg
875k_08.jpg

875k_ff14_low_3.jpg
875k_ff14_low_3.jpg

875k_ff14_high_3.jpg
875k_ff14_high_3.jpg


FF14を実際にプレイしてみると、結構体感出来る差が出ています。
人が多い所では顕著に処理速度差が出ますね。
当分はこの設定で使おうと思います。

以上、読んで下さった皆さんに感謝致します。


※1月9日 追記:875Kレビュー番外編

気になるコイツで875Kを試してみました。
番外編_01
番外編_01
まな板状態でテストしているので配線はごちゃごちゃですw


まずは定格動作でのベンチ。
875k_09.jpg
875k_09.jpg

875k_10.jpg
875k_10.jpg

GPUはスロットの関係上で580単体となっている為に下がっていますが
CPUはM3Fと比べて若干上がっているようです。
誤差の範囲かもしれませんが。

さてOCです。
P67 TransformerはUEFIと呼ばれる次期BIOSが搭載されていますので
BIOSの味気ない画面ではなく、グラフィカルかつマウスも使用可という物になっています。
番外編_02
番外編_02

一見ASUS並にOC出来そうなのですが、回路周りが弱いのか
M3Fで回ってくれた設定が全く回りません。
結局、
BCLK:133MHz
CPU:4000MHz
DRAM:1600MHz
で、何とかベンチは通ってくれました。
電圧盛っても効果は薄いようです。
その結果、
875k_11.jpg
875k_11.jpg

875k_12.jpg
875k_12.jpg

875k_FF14_low_04.jpg
875k_FF14_low_04.jpg

875k_FF14_high_04.jpg
875k_FF14_high_04.jpg

こんな感じの結果となりました。
まぁ頑張ってくれた方では無いでしょうか。

定格ではTransformer、OCではM3F、とマザーの個性が出た結果だと思います。
ただP67であるTransformerにはチップセットレベルでのSATA6Gがあるので
大きなアドバンテージではあります。

これから1156系を買う人は少ないかもしれませんが
何かのお役に立てればと思います。

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