地上・BS・110度CSデジタル対応 USB接続型TVキャプチャーBOX 「GV-MVP/XZ」

「GV-MVP/XZ」は地上・BS・110度CSデジタル放送対応のTVキャプチャーBOXです。
USBケーブルでパソコンと接続してアンテナ線を接続すれば、お持ちのパソコンが地デジ対応TVに変身!また、添付のTVキャプチャーソフト「mAgicTV Digital」で地デジ映像の「観る」「録る」「残す」を簡単に行うことができます。
デジタル放送の解像度をそのままに、最大で15倍圧縮処理するトランスコード機能を搭載。
通常の15倍という長時間録画を実現しながらも、フルハイビジョンの高画質を追求したハイエンドモデルです。
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コンパクトでもパワフル!USBで手軽に地デジ

「GV-MVP/XZ」はUSB接続タイプの地上・BS・110度CSデジタル対応TVキャプチャーBOXだ。バスパワー駆動なのでデスクトップPCでもノートPCでもケーブルを接続するだけで手軽に地デジ放送を視聴できる。

また番組情報や字幕などの機能を制限しCPUの負荷を低減する「Netbookモード」に加え、解像度をリアルタイムでDVD相当のSD画質に変換する「Netbook SDモード」を搭載しており、これらのモードを組み合わせれば低スペックなCPUでも地デジ番組を楽しむことができる。

「GV-MVP/XZ」は番組をハードディスクに録画することもできる。コンパクトながらも「GV-MVP/XSW」と同じく最大15倍圧縮での録画が可能になる「HR15モード」を搭載している。2TBのハードディスクにこのモードを用いた場合、約2800時間もの長時間録画ができる。

CM自動検出機能搭載!地デジをフルに楽しむ「mAgicTV Digital」

「GV-MVP/XZ」にはTVの視聴から、録画、編集、保存などの一連の機能を搭載したアプリケーション「mAgicTV Digital」が添付している。

「mAgicTV Digital」の特筆すべき機能として「CM自動検出」機能が挙げられる。これは録画番組の映像と音声を分析して不要なシーンを検出する機能で、選ぶだけで簡単にカットができる。シリーズ番組を綺麗に整理しておきたい場合などに非常に便利だ。

また録画した番組の一括管理機能もあり、15倍モードでつい録りすぎてしまった番組も、「キーワード」「曜日」「放送局」「時間」「視聴回数」「最終視聴日」などのさまざまな条件を組合わせて検索できる。

「GV-MVP/XZ」は「GV-MVP/XSW」のように2番組同時録画には対応していないものの、デスクトップからネットブックまで、USB接続可能なあらゆるPCで手軽にデジタル番組が視聴・録画できる。

この機会にぜひ「GV-MVP/XZ」を使ってみてほしい。

セッティング時のインストールに何度か再起動が必要

各ユーザーのレポートでは「GV-MVP/XZ」を使用するにあたって、ドライバーのインストールに苦慮したことが伺えた。レビューに使用するPCやモニターが対応基準を満たしていないケースを除いて、複数声が挙がったのは「初回のインストールは製品に付属のCD-ROMからインストール」しなければならないこと。ノートPCでドライブが搭載されていないモデルでは、外付けドライブを接続したり「メインPCからディスクイメージをコピーし仮想ディスクを読み込む」などで対応するレビューアーも。ここでは「『ネットブックにも対応』と謳っている以上、小さいノートPCにはドライブ非搭載モデルが普通なのでそのあたりをもう少し改良して欲しい」との意見も挙がった。インストールそのものについては再起動の多いことが気になったとのこと。レビューから抜粋すると「ドライバーをインストールしたあと「mAgicTV Digital」のインストールだが『初回のインストールは製品に付属のサポートソフトCD-ROMからインストールしてください』と表示され、付属CD-ROM(バージョン4.02)をセットしてインストール→はじめに「DirectXランタイム」、続けて「CorelTVX」「Corel Direct DiskRecorder」とインストールされて完了。再起動→続けて最新ソフトへのアップデート。これには旧バージョンのアンインストールが必要で、アンインストール後にまた再起動が必要→そしてあらためてインストール→また再起動…」。この繁雑さが気になる点として指摘され、「最新サポートソフトCDから直接インストールできるような(Windowsのアップグレードのように付属CDをセットすればいいように)」改善が望まれた。

画質がきれいで満足、普段使いにはリモコンを別購入すると便利

使用面でのインプレッションでは、それぞれのPC環境が影響することも考慮すれば概ね好印象である。その中で多くのユーザーが通常の使い方の中で気になるのではないかと思われる指摘をピックアップすると「画質は十分にきれいだが左右にカメラの動くものはテレビの2倍速よりも弱い印象。字幕が横に流れるのは見にくい」「地上デジタルからBSチャンネルに変更したときに3秒以上掛かる。ほかにソフトを立ち上げてPCに負荷が掛かっていると切り替えに時間が掛かる」「EPG更新は10分ほど掛かるがテレビ視聴しながら見られない。BS、CSの更新は30数分」「録画容量は30分番組1話分で約3.6GB。最大15倍圧縮を活用し最小サイズと思われるモード(SR24)で186MBにするとちょっと画質の荒いのが気になる。自分にあった圧縮サイズを探すべきかも」など。機能の中で特筆されたものでは「『mAgic ガイド Digital』の番組表はカテゴリによって地色、フォント色を変更できるので自分の興味のある番組を見やすくチェックできる」「地上デジ、BS、CSも視聴可能で、他社製品とは違いEPGが使えるのはとても便利」「直観的に使いやすいインターフェースで操作しやすい」と、普段使いとしても利用しやすい製品であることを付け加えている反面、「要所要所で説明が分かりにくいところがあった。多機能なのはいいことだが、使いこなせなければ意味のないものになってしまう。全体的に初心者向けではない印象」との意見もあった。
「GV-MVP/XZ」とPCを最大限に活用するための意見として印象に残ったのは「テレビとして利用するならリモコンが欲しくなる」としたレビューアー。「I.O DATA GV-MVPシリーズ用オプションリモコン GV-RCKIT3」を購入し「テレビとしての操作性が各段に良くなった」のだそう。PCをAV家電に代わる普段使いに応用した好例であるといえるが「価格的な問題もあるだろうけど同梱して欲しい」と付け加えられていた。

ポジティブな意見

  • コンパクトな筐体にしっかりとした機能を詰め込んだ逸品。
  • PCにHDDレコーダー並みの性能を追加できるのがすごい。
  • リソースをあまり食わなくて好感。
  • 録画しながら「Photo Shop」で画像変換をしていても安定しているしコマ落ちしない。HDDを録画専用に追加していることが功を奏しているのか録画品質を落とさない配慮がされていると感じる。
  • USBバスパワー駆動で設置場所を取らないのが良い。
  • いろいろなPCで使い回せる。本体が小さいのでMacbookでも使えそう。
  • 画質はいろいろと選べるが最高画質の場合はテレビと遜色ないくらいきれい。
  • DVDへのダビングはSD画質になるとのことでVHS並みの画質を想像していたが、ダビングした後のDVD画質は期待以上だった。アナログ放送をVHSで録画したものとは比較にならないほどきれいで驚いた。
  • 「mAgicガイドDigital」の番組表はカテゴリによって色やフォントを変更できるので興味のある分野を見やすくすることが可能。
  • 「ちょいテレ・フル」(BUFFALO2.0用地デジチューナーちょいテレ・フルDT-F100/U2)とは違いEPGに対応していて番組表が使えるのがいい。
  • 3波対応なので地デジのほかにBS、CSも視聴可能。

ネガティブな意見

  • 起動が遅い。「mAgicTV」のアイコンをダブルクリックしてから実際のテレビ画面が表示されるまで約15秒かかる。
  • チャンネルの切り替えが遅い。別のチャンネルボタンを押してから画面がひょうじされるまでに約7秒かかる。
  • 広い画面で見ているにも関わらず全曲の番組表が1画面に収まらず見にくい。
  • 起動時に画面モードが変わるみたいで一瞬ディスプレイがブラックアウトする。終了時にも元のモードに戻るため同じ症状が発生。
  • 使い方を理解しきれていないためかワンセグ録画ができない。iPod用の録画を行いたいけど録画でワンセグの設定ができない。
  • 録画時は視聴できない。
  • 本製品で録画した番組のファイルは録画に使用したPCでしか再生できない。他のPCなどでも視聴したい場合はDVD・BDへとエクスポートする必要がある。
  • 「GV-MC7/HZ3」を接続していた関係で本製品はパソコンから取り外していた。以前録画した番組を見ようと「mAgicガイド」を起動し番組を再生しようとすると「この番組を録画した時のデバイスが見つかりません」と表示される。以前に録画した番組を見るためのGV-MVP/XZ」を接続しなければならないのは面倒。著作権保護が必要なのは理解できるがちょっと厳しすぎるように思う。
  • パッケージにはCMスキップ機能があると書かれているが、まともにスキップできない。数時間録画した番組でスキップしても最後までいきCM箇所を認識できていない様子。家電のレコーダーよりかなり劣る気がする。
  • ソフトのバージョンアップについて不便と感じたのは、ファイルの容量が350MB以上と妙に大きい上にダウンロードしたファイルを実行すると強制的にデスクトップに解凍される。どこに解凍されるのか分からなかった。
  • 「mAgicガイドDigital」の番組を右クリックして「予約」をクリックで予約録画ができ、視聴予約も可能。録画内容の設定などはプログラムか常駐からmAgicマネージャーDigital設定を起動すれば可能。これは付属の説明書に載っていないと思う。また設定があちこちに分散していて分かりにくい。
  • 保存場所をCドライブからEドライブに変更して録画した番組をコピーしてみると、Cドライブにある番組もEドライブにある番組も視聴可能だったが、Cドライブにある番組を削除するとEドライブにある番組もエラーで視聴不可能になった。このことから録画で保存した場所からは移動できないようだ。

TIPS!

NetbookSDモードの方が実用的

インストールにはコツがあるようで、「1度CDのmAgic TV Digitalをインストール」→「mAgic TV Digitalをアンインストール」→「アップデートをインストール」という手順で行うと良いようだ。
「CPU-Z」を起動したら「mAgic TV Digital」がフリーズする現象を確認したので、「mAgic TV Digital」での視聴中にはフリーソフトは使わない方が良い。
タイマー録画では、PCがサスペンドになっても復帰後にパスワードを求めない設定に変更しておくことで録画がしっかりできる。また録画の始まりが遅く失敗する時には「mAgicガイドDigital」のタブ設定→「mAgicマネージャ設定」を選択後、「予約マージン」の予約開始秒を少し長めに設定することで失敗を少なくさせることができると思う。デフォルトでは5秒になっているが、少なくとも10数秒ぐらいに設定すると使いやすいかも。
Netbookモードだとハイビジョン画質で視聴できるが「mAgicガイドDigital」の番組表を使用できないなどの録画機能に制限があるのでNetbookSDモードの方が実用的。
お問い合わせ先: ジグソー運営事務局(admin@zigsow.jp

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