日常使いのPCとして購入。
1)使い方
24時間稼働でネットからデータを収集するサーバー的な使い方に加え、
WEB閲覧、動画再生、メールチェック、簡単なプログラミングをするといった日常的な用途で使用。
写真の編集や動画のエンコードなどの重たい作業は行わない。
使用ソフトは、FireFox,Chrome,Libre(オフィス), SublimeText(エディター)、NetBeans(IDE)
TerrninalでGNUツール、 Wine経由でWindowsソフト数点を動作。
2)OSのインストール
a) LinuxMint17.1 Mate
Linuxしか想定していなかったので、最初 Linux Mint17.1 Mate 32bit版をUSBブートでインストール
しようとしたが、USBが全く認識されずBIOSの画面から抜け出せない。よくよく調べたら64bit OSしかインストール
できない模様。気を取り直して64bit版を入れ直して、電源投入後F7キーを押してみると、今度はすんなり
認識され、一時間未満でインストールが完了。eMMCの為、SSDなどに比べて若干時間はかかる。
再起動をして動かしてみると、意外にきびきび動作するが、なんとなく見栄えがいまいちの感があるのと、
スタンバイからの復旧が正常にされなかった為、深く追求せずに別のOSをインストール。
b) Ubuntu 14.04.1
これもLinuxMint同様にすんなりインストールできたが、インターフェイスがUnityの為、わかりやすいが重い。
Mintや後述のLubuntuと比べると動作がワンテンポ遅れる感じ。 使えないほどでもないが、
メモリに不安があったので、UBUNTUソフトウエアセンターからLDXEをインストール。ログアウトをして
ログインの画面からLDXEを選択すると、ほぼLubuntuと同等の使い心地となった。
ここでWI-FIの設定を行う(ネットでliva wi-fiと検索した記事をいくつか読んで実行)
記事にもあるように何度が失敗したが、最終的には動作した。
c) LUBUNTU 14.04.01(最終)
ubuntu + LDXEで止めておけばよいものを、少しでもディスク容量を減らしたかったので、
Lubuntuをインストール。 併せてWI-FIの設定をubuntuと同じやり方で実施したが、何故か失敗。
(現在はこの環境のまま)
Lubuntuにバンドルされているソフトは、シンプル過ぎて使いづらいので、UBUNTUソフトウエアセンター
をまずインストールしてから、必要なオフィスやプログラミングソフトを追加。
4)使用感
a) パフォーマンス
CPUのベンチマークでMacMini松(Core i5 2.6G)の1/4以下となっているので、CPUの非力さが
気になっていたが、実際使ってみるとさほど気にならない。
勿論、SSD搭載のPCと比べると明らかにソフトのレスポンスが遅いが、
最新式でもHDDのPC(例えばMacMini2014松)との比較であれば、それほど劣っている感じはしない。
(感覚的には、1~2秒遅れに収まっている程度。遅くないと感じるのは読み込みが速いeMMCの特性によるものと思われる)
だがそれもメモリ使用が1G前後に留まっている場合。メモリ上限(1.8G)に近くなると、途端にスワップが増加して
動作が遅くなる。(書き込みが遅いeMMCが使用されるため) 場合によっては張り付いて暫く動かなくなる。
CPU使用率は、私の使用方法で20%~60%ぐらい(MacMiniでは同じ作業で2%~15%)
で100%に張り付くことはほとんどないが、スワップが発生した時だけは100%近くになる。
(遅くなるのがいやならメモリ使用量に注意する必要あり)
b) メモリ
Lubuntu立ち上げ直後は0.2G前後だが、WEBで調べ物をすると+0.3~1G、その他ソフトの使用を
合わせてだいたい総計1.3Gのことが多い。 この当たりでは得に遅くなった感はないが、
タスクバーのスワップで調べると0。2G程度発生していることが多い。
WEBの使用で気づかないうちにメモリが急に増えていることが
あるので、使用には注意するようにしている。
c) 発熱、音
何時間使った後でも筐体を触ってみてもほんのり熱を感じる程度。ファンもないので音は全くしない。
5)注意点
他の方も記載されていますが、纏めてみます。
・64bitOSしかインストールできない。 ・VGAまたはHDMIが接続されていないとOSが起動できない。
・USBポートが2つしかないので、インストール時には注意。
・ユーザーが使えるメモリは1.8G前後しかないので、それを越える場合はスワップが発生して、
動作がとても遅くなる。
・linuxの場合、Wi-FiやBlueToothの設定が難しい(私の場合、成功していない)
6) 総合評価
気軽でそこそこ使える、静音/低発熱/低消費電力/低価格のPCとしてはとても
よくできていると思います。 得に学生さんはこれで十分かと思います。
唯一惜しいのはメモリが2Gしかないこと。(数千円プラスでも4Gのオプションが欲しかった)
4GあればメインPCとしてでも使えると思います。
Wi-hi,BlueToothの設定に難があり、Linuxをインストールする場合には期待しない方がよいのを
考え、評価は星4つとします。
ブランド | ECS |
---|---|
メーカー | ECS |
シリーズ | LIVA |
梱包サイズ | 22.7 x 16.3 x 8.8 cm; 615.99 g |
商品モデル番号 | LIVA-C0-2G-32G-W-OS |
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
カラー | ホワイト |
フォームファクタ | スモールフォームファクター |
スタンディングスクリーンディスプレイサイズ | 100 ミリメートル |
CPUタイプ | Intel Celeron D |
CPU速度 | 1.58 GHz |
RAM容量 | 2048 MB |
ハードディスク種類 | SSD |
グラフィックアクセラレータ | Intel HD Graphics |
通信形式 | Bluetooth |
ワイヤレスタイプ | 802.11n, 802.11a |
搭載光学ドライブ種類 | CD-ROMなし |
OS | Windows 8.1 |
同梱バッテリー | いいえ |
商品の重量 | 616 g |