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白い少女たち (集英社文庫―コバルトシリーズ 52A) 文庫 – 1978/10/9

4.6 5つ星のうち4.6 13個の評価

親友の家出にショックを受けた瑞穂、暗い過去を抱いているために、友を拒絶する倫子、孤独に悩み、友情を欲している碧…北国の女子高を舞台に、繊細で感性ゆたかな少女たちの姿を描いた名作。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (1978/10/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1978/10/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 192ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4086102358
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4086102353
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 13個の評価

著者について

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氷室 冴子
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1957年、北海道生まれ。藤女子大学国文学科卒業。大学3年の夏に『さようならアルルカン』で青春小説新人賞に佳作入選。2008年逝去(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『21世紀版 少年少女古典文学館 3 落窪物語』(ISBN-10:4062827530)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
13グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
転校を繰り返し、誰とでも仲良くなれる碧。
クラス委員長で誰からも好かれる瑞穂。
クラスの輪から外れ孤高の存在の倫子。
一人の少女の家出が3人の寂しさ、悩み、心の傷を揺さぶっていく物語。
高校生の時に読んで、暗く重いテーマが印象的でした。
その後一度手放してしまい、再び読みたくなったときは作者は亡くなり本は廃版でした。
それが最近アマゾンで適正価格で購入でき、とても有り難く思います。
今、本を購入してる人は手放さないほうがいいです。
何十年後に読みたくなったり、子や孫に読んでもらうこともできるから。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容が痛くて重いです。
失踪してしまった同級生。
彼女の親友や家族は失踪の原因がわからず苦しみますが、ヒロイン倫子だけがその理由をしっている。
でも話せない。
そして倫子もまた過去の記憶にいつまでも苦しみ続けるのだけど、
最後の最後で自身を解放していく。
このラストシーンがとても良かった。
2016年4月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なつかしいです。またこういう作品を書いて欲しい。この著者の本は大好きでした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年1月26日に日本でレビュー済み
真の友人ができない。
強姦された。
親友に裏切られた。
複雑な家庭環境と幼少時に受けた性的虐待。
様々な悩みをかかえる少女たちの群像劇。
暗くて重たいが、最後に微かに救いがあるのでホッとする。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2002年12月7日に日本でレビュー済み
氷室冴子さんのほかの著書を読んでいる方でも、これを読んでいる人は少ないのでは?
コバルト文庫の一番初めの本じゃないかな~?
今では考えられない感じの表紙ですが、中身は「少女」というものを描いた、文体も全然違う、
まじめというか、暗いというか、独特の感じのある作品です。
個人的には一番好きなのですが。
冴子さんの出身の大学には、寄宿舎つきの中学高校がありまして、それをモデルにかいた本も数冊ありますが、これはまた違った感じで描かれております。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート