キッチンでも使えるダッチオーブンとしては,この直径10 1/4インチ(=26cmくらい)くらいのサイズが一番使いやすいです.
サービングポットもお家で使えるダッチオーブンの名品ですが,カレーとかシチューなどはもちろん,ある程度の量つくるなら普通の煮物とかでもこれくらいのサイズが作りやすいです.
LODGE(ロッジ) ロジックサービングポット8インチ L2SP3
サービングポットのほうでも書いたのですが,焼く→煮る,が一つの鍋で美味しく出来るので,キャンプだけでなく普段のキッチンでも鋳鉄のお鍋は大変便利です.重いけど.
で,キッチンでも使いやすい,このサイズのダッチオーブンを買おうと思ったときに比較の候補となるのが,コンボクッカーかと思います.
LODGE(ロッジ) NEWロジックコンボクッカー LCC3
お値段もだいたい同じくらいです.
でも,,Amazonのレビューの数をみると,コンボクッカーのほうが人気があるみたいですねぇ.
私はコンボクッカーと比較した結果こっちを選んだので,以下,そのときに検討したポイントなどを書いてみます.
ただし,キッチンでの使用が前提です.
まず,直径は同じですが,深さが違います.
コンボクッカーの深鍋のほう深さが7.5cm,キッチンダッチの深さは10cm.
カレーなど水分量が多いものを作るときはやはり深めのキッチンダッチのほうが安心ですね.その分さらに重くはなりますが.
そして,蓋の部分.
コンボクッカーの最大の特徴は,蓋がスキレットとしても使えるところ.これは確かにいいアイディアだなー,とおもいます.
ただ,このコンボクッカーの蓋部分のスキレット,結構フチが低いんですよね.3cmくらい.
目玉焼きとかホットケーキくらいだと問題ないけれど,野菜炒めとかするには不便なフチの高さ.
家の台所でつかうなら,わざわざこのフライパンを使う事はないかなー,と思います.キャンプなど道具の制約の多い場合には便利なんでしょうが.
一方,こちらのキッチンダッチの蓋は,ダッチオーブンの特徴である蓋裏の突起もちゃんとついています.
キッチンダッチではない三本足の野外用ダッチの蓋とは違って,淵の部分がストンと落ちているので炭を乗せることは出来ません.
どうしても上に炭を起きたい場合は,中華鍋用の五徳(丸い輪っか状のもの)をのっけて使う手もあるみたいですが,家庭で使うのならば,もっと簡単で効果的な上火を使う方法はオーブンの中にいれてしまうことです.
オーブンの中でダッチオーブンを使うというのもなんか本末転倒な気はするんですけれど,タイマーも使えるし加熱も調整しやすいし,実は大変実用的.
そして,このオーブンで使うというポイントが,コンボクッカーとの比較で個人的に決定的なポイントになりました.
キッチンダッチは把っ手の部分のせり出しが少なく鍋の容量の割に大変コンパクトなので,さほど大きくないうちのオーブンのなかに押し込むには最適なんです.
一方,コンボクッカーは片手鍋なので必然的に結構スペースとるんですね
ちなみに,このサイズのキッチンダッチにはツル付きのものもありますが,せっかくのコンパクトさが損なわれますし,キッチンでつかうなら鍋つかみなども手近にあると思うので,活躍できる機会は少ないんではないかと思います.
囲炉裏とかで渋く使うならばいいんでしょうけれどねー.
LODGE(ロッジ) ロジック10.25インチキッチンダッチオーブン L8DO3
あ,最後に.
IHでも問題なく使えますよ.