同機の製品化が1996年と遅れたのは、横軽フィーバーとの兼ね合いも
あるが、何と言っても自動連結器の客車・貨車とも密着連結器の電車とも
連結可能な双頭連結器を模型化にあたってどう表現したものか
手に余ったというのが最大の点だろう。ほぼ完璧に自動連結器・
密着連結器をNゲージの世界で再現したTNカプラーの登場で、
オーバースケールとはいえ双頭連結器のギミックが完全再現された。
なお、手持ちの客貨車と連結可能なようアーノルドカプラーが付属して
いる。
避雷機などはユーザー取り付けの別パーツ。手間はかかるが雰囲気はいい。
ナンバーは選択式で、インレタなので取り扱いは慎重に。
完全重連運用のため横川寄りはT車となっている。Nゲージ機関車として
初めて、テールランプが点灯する。
トミックス製品の金字塔といって恥ずかしくない製品。線がシャープで、
いい意味でカトーと作風が似てきたかも。
碓氷峠再現に欠かせない製品。EF62や489系電車もぜひ一緒に揃えよう。