著者の審理眼ははっきりしていて終始ぶれはない。
無差別の民間人を犠牲にするものは不可。
このハーグからジュネーブ、今日まで国際法に明文化されたわけではない不文律は、逆に言えば軍事関連施設への攻撃は限定できるなら可とするということだ。
これが核兵器を保有する軍事独裁国家に対してどう適用できるのか、周辺国のみならず世界、国連、国際法学者が直面しているのはこの問題である。
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空爆の歴史: 終わらない大量虐殺 (岩波新書 新赤版 1144) 新書 – 2008/8/20
荒井 信一
(著)
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- ISBN-104004311446
- ISBN-13978-4004311447
- 出版社岩波書店
- 発売日2008/8/20
- 言語日本語
- 寸法10.7 x 1.1 x 17.3 cm
- 本の長さ224ページ
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2017年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初が少しかったるいので、まず、飛ばし読み。とくに興味のある、東京大空襲がらみのルメイを追った。そのあと始めからよみてからしてから直しているところ。
2019年2月9日に日本でレビュー済み
空爆は1911年に始まり、当初の軍事施設への精密攻撃から、敵国市民の戦意をくじくための無差別戦略爆撃に代わった。ピカソのゲルニカで世界に知られる都市の空爆はフランコ政権が火事に過ぎないと隠蔽したが、重慶、南京、ドイツ各都市、東京,広島、長崎と日本の都市、南北朝鮮の都市と田舎、南北ベトナムの都市と森林、アフガニスタンの都市、イラクの都市、と空爆は続いてきた。本書は,空爆による市民の大量虐殺が,どう始まり、どう実行化され、どう正当化されてきたかを,世界各地の各時代を通して描き,通史と呼ばれるのにふさわしい。ミサイルに乗った核兵器の空爆を、我々は恐れている。空爆の通史が今こそ読まれるべきではなかろうか。空爆を正当化するためには敵国国民が、自国民とは全く異なる人間であることを自国民に理解させておかねば始められない。鬼畜とか、残忍な野獣とか、恐ろしい名前をつけてきた。我々は今、他国民をどう呼んでいるだろうか?
2009年9月25日に日本でレビュー済み
戦略爆撃の検証だが、とりわけヒロシマの陰に隠れている感のある東京大空襲に焦点を当てたことは評価できる。精密機器頼みの、現米軍のかなり乱暴な戦略につながる筋道が見えてくる。中身は憂鬱な話ばかりで今後の展望や提言を欠くとはいえ、今までにありそうでなかった労作と言ってよい。
2008年9月8日に日本でレビュー済み
戦争前の「民間に被害を与えない」から、戦争の現実に直面して「民間被害もやむを得ない」へ変わっていく歴史を繰り返す空爆。エチオピア、ゲルニカ、重慶と第二次大戦前、民間人を積極的に殺戮した枢軸軍に比べて、連合軍は「民間人も軍需産業に協力しているから」と言い訳しつつ、結局は積極的な民間人殺戮をしてしまった。大戦後、「精密爆撃」を現実にするといいつつも、直近のコソボ紛争でも、技術は結局追いつかず民間に多大な被害を出しているのが実情だ。「軍事目標だけを標的に」という空爆のお題目はなかなか達成されないでいる戦争の現実を本書は示している。
2008年9月11日に日本でレビュー済み
そもそも「空爆」はヨーロッパ諸国の植民地制圧の手段として登場した。
以来、空爆する側の圧倒的な優位性を背景に
今でも繰り返されている。
そのとき言われるのが「紛争を早期に終結させるため」という言葉だ。
日本はアメリカ軍の空爆で何百人もの民間人が亡くなった。
さすがに今では、あの東京大空襲、神戸大空襲、広島、長崎……
といった大量虐殺空爆はなくなった。しかしイラクでもチェチェンでも、
相変わらず空爆は繰り返される。
セルビアがNATOの空爆を受けたとき、Jリーグのストイコビッチが
試合中にユニフォームを脱いで
「NATO STOP STRIKES」と書かれたアンダーシャツを観客に見せたのは有名な話だ。
落とす側の論理が世界を動かしているからこそ、どこかで空爆正当化の考えに
終止符を打たなければならない。
空爆によって泣くのは、多くは何の関係もない「民間人」だからだ。」
抑えた筆致で空爆の問題点を解説していく本書は、単なる反戦本とは違った説得力がある。
以来、空爆する側の圧倒的な優位性を背景に
今でも繰り返されている。
そのとき言われるのが「紛争を早期に終結させるため」という言葉だ。
日本はアメリカ軍の空爆で何百人もの民間人が亡くなった。
さすがに今では、あの東京大空襲、神戸大空襲、広島、長崎……
といった大量虐殺空爆はなくなった。しかしイラクでもチェチェンでも、
相変わらず空爆は繰り返される。
セルビアがNATOの空爆を受けたとき、Jリーグのストイコビッチが
試合中にユニフォームを脱いで
「NATO STOP STRIKES」と書かれたアンダーシャツを観客に見せたのは有名な話だ。
落とす側の論理が世界を動かしているからこそ、どこかで空爆正当化の考えに
終止符を打たなければならない。
空爆によって泣くのは、多くは何の関係もない「民間人」だからだ。」
抑えた筆致で空爆の問題点を解説していく本書は、単なる反戦本とは違った説得力がある。
2009年2月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
どうも、少しズレている気がする。
「軍人=人殺し」という図式に拘りすぎているんじゃないか?
要領よくまとめているが、テーマの捉え方が予定調和的というか、ことの流れが単純化、直線化されすぎていないか。これでは人間の歴史というものについて本質を見失ってしまう。
性懲りもなく今も戦争を繰り返す連中に対し、孤高から道徳的非難を浴びせて自分が気持ち良くなっているだけで、現に行われている空爆を止めさせるプログラムというのが、これだと出て来ない。
国際輿論を盛り上げて孤立させる?
残念ながら、彼らは孤立を恐れてないね。
本書、たとえば、第2次上海事変初期における日本海軍の渡洋爆撃よりも、中国空軍による上海市街爆撃のほうが先だったことに触れてない。これに対し中国空軍の基地覆滅を目的として遂行されたのが渡洋爆撃だった。だが、太平洋の島々から出撃して洋上での艦隊決戦を想定した機体だった海軍96式爆撃機は、航続力が長く、たまたま朝鮮半島済州島基地から南京へ、台湾の基地から杭州まで、東シナ海を横切って往復飛行が可能なため空襲に起用されたけれど、爆弾積載量1トン未満では、とうてい戦略爆撃に応える機材ではなく、華々しい当時の報道とは裏腹に、じつは大きな損害を受けて早々に出撃を中止せざるを得なくなっていたのが事実。その後は、陸上基地に進出した空母艦載機と陸軍機が空爆の主役だったし、南京でも専ら市内外二つの飛行場を爆撃目標とし、市街地への空襲は、攻略戦が城壁に迫るまで控えていたのが本当(日本軍南京攻略後は、何度か逆に中国空軍側が南京市街を空爆している)。
ことは戦争だから、日本軍だけが一方的にエスカレートさせたわけではなく、中国軍側も意欲満々相応に好く戦ったというのが実際の姿だ。
重慶爆撃となると、中国軍民の交戦意欲を高めたばかりで大して効果はなかったと、当の日本海軍すら認めている。
米空軍B29ストラト・フォートレスによる日本空襲も、企図した当初は、軍事施設への「精密爆撃」を主な目標としていた。が、硫黄島基地を占領して戦闘機マスタングをB29の護衛に随伴させるまで、日本軍の反撃がもたらす米軍側被害の大きさと、費用対効果で、爆撃ダメージが過小なのに苛立った米軍首脳部が、潜水艦隊の航路封鎖や、機動部隊による艦隊撃滅に対抗するような戦果を「戦略爆撃」で早期に得たい焦りから、3月9日〜10日の東京大空襲のごとき無差別爆撃に切換えたというのが実際の経緯。
以後の日本本土空襲や、原爆投下の印象が強烈なため見すごされ易いが、ことのプロセスは著者が記すほどストレートではないし、こういうのは、空爆だけの問題ではなく、要は、戦争に付きまとう人間組織の生理だといったら良いか。
そのあたり、きちんと見極めを付けないと、戦争防止といったって「反戦」が単なる奇麗ごとか、お題目に終わってしまう惧れなきにしもあらず。
なお、現在では、いわゆる「戦略爆撃」は、純軍事理論的にも否定される方向にある。
端的にいって、敵の戦力に対する直接的打撃とならないうえ、被害者側に強い敵意を残してしまい、戦後における関係修復が非常に困難になるためだ。
戦略爆撃理論なるものは、やはり第一次大戦の西部戦線における塹壕戦の経験から引き出された一つの経験論と見るべきで、いまだに戦略爆撃理論に拘っているのは米空軍のみ。だが、その米軍も、ベトナム戦争以後は、軍事目標を狙いとする戦術爆撃はともかく、軍事目標以外をターゲットにする、いわゆる戦略爆撃は実施していない。
「軍人=人殺し」という図式に拘りすぎているんじゃないか?
要領よくまとめているが、テーマの捉え方が予定調和的というか、ことの流れが単純化、直線化されすぎていないか。これでは人間の歴史というものについて本質を見失ってしまう。
性懲りもなく今も戦争を繰り返す連中に対し、孤高から道徳的非難を浴びせて自分が気持ち良くなっているだけで、現に行われている空爆を止めさせるプログラムというのが、これだと出て来ない。
国際輿論を盛り上げて孤立させる?
残念ながら、彼らは孤立を恐れてないね。
本書、たとえば、第2次上海事変初期における日本海軍の渡洋爆撃よりも、中国空軍による上海市街爆撃のほうが先だったことに触れてない。これに対し中国空軍の基地覆滅を目的として遂行されたのが渡洋爆撃だった。だが、太平洋の島々から出撃して洋上での艦隊決戦を想定した機体だった海軍96式爆撃機は、航続力が長く、たまたま朝鮮半島済州島基地から南京へ、台湾の基地から杭州まで、東シナ海を横切って往復飛行が可能なため空襲に起用されたけれど、爆弾積載量1トン未満では、とうてい戦略爆撃に応える機材ではなく、華々しい当時の報道とは裏腹に、じつは大きな損害を受けて早々に出撃を中止せざるを得なくなっていたのが事実。その後は、陸上基地に進出した空母艦載機と陸軍機が空爆の主役だったし、南京でも専ら市内外二つの飛行場を爆撃目標とし、市街地への空襲は、攻略戦が城壁に迫るまで控えていたのが本当(日本軍南京攻略後は、何度か逆に中国空軍側が南京市街を空爆している)。
ことは戦争だから、日本軍だけが一方的にエスカレートさせたわけではなく、中国軍側も意欲満々相応に好く戦ったというのが実際の姿だ。
重慶爆撃となると、中国軍民の交戦意欲を高めたばかりで大して効果はなかったと、当の日本海軍すら認めている。
米空軍B29ストラト・フォートレスによる日本空襲も、企図した当初は、軍事施設への「精密爆撃」を主な目標としていた。が、硫黄島基地を占領して戦闘機マスタングをB29の護衛に随伴させるまで、日本軍の反撃がもたらす米軍側被害の大きさと、費用対効果で、爆撃ダメージが過小なのに苛立った米軍首脳部が、潜水艦隊の航路封鎖や、機動部隊による艦隊撃滅に対抗するような戦果を「戦略爆撃」で早期に得たい焦りから、3月9日〜10日の東京大空襲のごとき無差別爆撃に切換えたというのが実際の経緯。
以後の日本本土空襲や、原爆投下の印象が強烈なため見すごされ易いが、ことのプロセスは著者が記すほどストレートではないし、こういうのは、空爆だけの問題ではなく、要は、戦争に付きまとう人間組織の生理だといったら良いか。
そのあたり、きちんと見極めを付けないと、戦争防止といったって「反戦」が単なる奇麗ごとか、お題目に終わってしまう惧れなきにしもあらず。
なお、現在では、いわゆる「戦略爆撃」は、純軍事理論的にも否定される方向にある。
端的にいって、敵の戦力に対する直接的打撃とならないうえ、被害者側に強い敵意を残してしまい、戦後における関係修復が非常に困難になるためだ。
戦略爆撃理論なるものは、やはり第一次大戦の西部戦線における塹壕戦の経験から引き出された一つの経験論と見るべきで、いまだに戦略爆撃理論に拘っているのは米空軍のみ。だが、その米軍も、ベトナム戦争以後は、軍事目標を狙いとする戦術爆撃はともかく、軍事目標以外をターゲットにする、いわゆる戦略爆撃は実施していない。