デザイン:実物を見ると写真よりも黒が強い印象でした。メタリックでかっこいいです。ただしハウジングは樹脂製なので触ると安っぽい。made in germanyや、serialナンバーが記されているとこは所有感が満たされて良いです。付属のポーチも試聴用に持ち歩くのに便利です。
使用感:重量は330gとやや重いがヘッドバンドが密着するのでそこまで重いと感じない。側圧も適度できつくない(HD650比)。後述のイヤーパッドの優秀さもあってか装着感は良い部類だと思う。ケーブルは片出しで硬いが、癖は付きづらい。ジャックはステレオミ二で標準変換プラグがついてきます。T90にも言えることですがプロ向けモニターの三兄弟はしょうがないとしても250Ωもあるホームユースならステレオ標準にしてほしいなあ。
遮音性は普通、エアコンの音くらいは気にならない 音漏れは装着中はそこまでしませんが電車とかで使うのはやめたほうがいいです。
音質: 上流環境はPCorCD6005→da100→HP ほかの手持ちHPはHD650です。よく聞くジャンルはrock pops 等ボーカルもの
ドフラット+超高域の量が多いです。ライドシンバルが目立ちます。キレが良くスネアドラム等の立ち上がりの良さは一級品、しかし適度な響きも感ぜられ、アタック感もよく密閉型らしい音?同社T90をそのまま密閉にしたような、響きを足した感じ。よってボーカルは近めで意外と艶やか、多少サ行が目立ちます。近いとは言っても耳元では鳴らず、気持ち前方定位感があります。分離感や解像度も申し分なくさらに音場も意外と広いです。ここがしばらく使ってて変わったところでしょうか、ふくらみ感が減ったからかな?手持ちのHD650と比較すると正反対ですね似てるところはほぼないです。まったり濃厚なHD650に対して高解像ハイスピードなT70ってとこか、ROCKを聴くと迫力と重心で聴かせるHD650と疾走感アタック感分離感で聴かせるT70という感じ。HD650はリラックスして寝れますがT70は聞き手に緊張感を与えます。イヤホンだと試聴したUE900Sがそんな印象でした。 また、装着位置によっても音が結構変わるのでベストな位置を見つけるのに時間がかかりました。円形ハウジングのものは総じてそんな印象(ベイヤー各種、オーテク各種、K701等)。イヤーパッドは専用のもので耳触りが良く蒸れにくい、が浅いので装着位置によっては耳介がハウジングに触れることがある。触れるのが嫌な方はedt770S、edt770V、edt5p等、ネットで評判の他機種パッドがお勧めです。edt770Sを利用していますが耳介フリーは快適だが純正マイクロファイバーのサラサラ質感も捨てがたいので好みで選んでよいかと。
高インピーダンスですが感度はそこまで低くないので鳴らしづらいというよりは上流の変化に素直に従っていく印象。DAP(dx90)→CDPのヘッドホン端子(CD6005)→複合機(DA100)とレベルを上げるにつれて低域、中低域の力感量感は増えていき、重心の座った安定した音に。
総評:HD650との使い分けとしてはかなりいいヘッドホンだと思います。dtシリーズからのレベルアップというよりは新しいテスラシリーズへの入門として高性能HIFIな音を求める方にオススメです。円安の影響で値上げしたのだけがが残念ですね。そろそろ単体アンプがほしいところですがHD650とT70両方に合うアンプはあるのだろうか・・・・。
付属コンポーネント | ヘッドバンド |
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対象年齢 | 大人 |
ヘッドフォンジャック | 3.5mmジャック |
制御タイプ | ノイズキャンセリング |
ケーブルの特徴 | 脱着式 |
商品の重量 | 330 グラム |
商品モデル番号 | T 70 |
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
コネクタ | 3.5mmジャック |